農家のバイト・パートの面接の服装、志望動機、聞かれることは?

山間部の農地 仕事
のんびりと気持ちよくバイトできる山あいの緑豊かな農地

私に農家の知り合いはいません。
両親はもちろん、親戚、友人に至るまですべて普通のサラリーマン家庭となります。
自宅の住まいも当然、一戸建てやマンションが立ち並ぶ住宅地にあります。
いわゆる”つてに頼る“のが困難な状況なので、求人のチラシや雑誌等でアルバイト(パート含む)先を探すことにしました。

私が暮らす地域の農業関係の求人数は、一桁です。
養鶏、酪農などの畜産は1件も出ておらず、野菜、園芸のどちらかということで、食べられるほうの野菜の求人を選択しました。

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農業の面接を受ける前に必要な準備

農業の面接で必要な持ち物
履歴書や携帯電話など農業の面接会場に向かうときの持ち物の一例

最終的に、私はハローワーク(職業安定所)で紹介している求人票の中から応募する農家を選びました。

ハローワークには、就職等の相談に乗ってくれる相談員がいます。
求人票には募集を出している農家の電話番号が記載されているので自分で直接連絡を取ることもできますが、ここはハローワークのルールに従い、相談員に面接の申し込みの連絡をお願いしました。

このとき、面接の申し込みと一緒に相談員が農家に確認した内容は、面接を行う場所と日時です。
他は特に質問していないので、面接場所に持参する物は自分で決めました。

・履歴書(証明写真を貼り付けて)
・携帯電話
現金
・ハンカチ、ティッシュ

この四つは、職種に関係なく最低限必要でしょう。

私は他に、自動車の免許証や筆記用具を持っていきました。
ただ、「身分を証明できるものを見せてくれ」とは言われていません。また、特にエントリーシートのようなものに記載を求められることもありませんでした。

農業の面接における服装

農業の面接の服装
農業の面接は、少し汚れてもいいように作業着がベスト。もしくは家庭菜園しているときの普段着。

求人票には、フルタイムではなくパートと書いてありました。
パートはアルバイトと同じで正社員ではありません。
正規の社員の面接であれば考えるまでもなくスーツを選びますが、私が望んだ働き方は期間限定の契約社員です。
この契約の面接で、スーツははたしてふさわしい服装といえるのでしょうか?

わたくし個人の結論としては、特に正解はないと思っています。
Tシャツにジーパンだろうと上下ジャージだろうと、これが理由で面接に落ちることは考えづらいです。

なぜなら、農家で働いている人たちは労働者の外見にこだわりがないからです。
入社が決まった後、服装はもちろん髪型についても「こうしろ、ああしろ」と指導されることは1度もありませんでした。
農業のバイトでは、野菜を買いに来るお客と直接会ったり話したりすることはありません。
ただひたすら野菜に向かって手足を動かす毎日なので、身なりに気を配ってもあまり意味がないのです。

農業の面接が行われる場所や建物の環境

農業の面接会場
ビルや工場と違い、ビニールハウスの中は太陽の光がよく入る

私が働いていた農家は、家族で農作物を育てている専業農家です。
あくまで個人事業主(あるいは自営業)という位置づけで会社(法人)ではないので、ビル内に設けられた事業所のようなものはありません。
3000坪(1万㎡、野球場と同じくらい)以上ある広い土地は、農家の家族が暮らしている家屋と農機具等を保管する倉庫、ビニールハウス、畑などで構成されています。

面接場所は、その中のビニールハウス内
季節は4月になったばかりの春。
寒くも暑くもなく、襟・胸ポケット付きの作業着の上に薄手のジャンバーをはおり、原付バイクで面接会場へと向かいました。

ビニールハウスの中に、イスやテーブルといったものは置いてありません。
地面の上には、雑草対策なのかビニール製のシートが張られています。
そのシートに足をのせるときには、家の中に入るときと同様、屋外用の靴を脱いで室内用のスリッパ等に履き替えます。
面接は、農家の方(面接担当者)が持ってきてくれたクッションにお尻をのせ胡坐の態勢で行いました。

アルバイト中に、スーツ姿でビニールハウスの中に入ってくる営業マンの方々を何人か見かけたことがあります。
スーツで面接を受けること自体は、特に合否には影響しないでしょう
ただ、農業に従事している人々は基本、汚れてもいい作業着姿で、仕事の合間を縫って面接をしてくれます。
相手がリラックスした雰囲気を醸し出しているのに、こちらだけ堅苦しい恰好というのも少々不自然な感じがします。

農業のアルバイトの面接でよく聞かれる内容

農業の面接のやり方
農業の面接は椅子ではなく地べたに座ったまま行うこともある

職歴の詳細を記した職務経歴書をわざわざ用意する必要はありませんが、名前や電話番号等の個人情報がわかる履歴書は必ず持参したほうがいいです。
農家はこれを見て話しを進められるので、余計な質疑応答を省けます。

「どうして農業をやろうと思ったの?」「どうしてここを応募したの?」など。
いわゆる志望動機を聞かれる可能性は低いかと思われます。
定年まで勤め上げる正社員と違い、アルバイトは短期雇用契約を前提としたものです。別に後継者の人材確保のための募集ではないので、農業に対する興味の度合いを確認してもあまり意味がありません。

では、何をよく質問されるのかというと“農業の実務経験”です。
私であれば「キュウリやトマトなどの野菜を自宅の庭で育てたことがあります」と答えます。
他のアルバイトでもいえることですが、経験があるのとないのとでは指導方法が大きく変わります。経験者であれば一言二言で自分の言いたいことが伝わりますが、初心者には農業の一般常識を身振り手振りを交えながら1から丁寧に教えなければなりません。

それと、契約期間や勤務日、労働時間についてです。
特に大事なのは契約期間。資産にゆとりのある大企業と違って、家族経営の農家はギリギリの人数で実務を回す傾向があります。新しい人材を確保する前に辞めてしまうと売上等に影響が出るので、8月の終わりまで、年末いっぱいなど期限をはっきりと伝えておいたほうがいいです。
どうしてもまだ決められないというのなら、少なくとも辞める日の1か月前までには申告することを肝に銘じておきましょう。

あとは時給の確認と雑談。
同じ学校の出身でもない限り、学歴について話し合うことはないでしょう。
職歴については、肉体労働の有無に関して聞かれるかもしれません。
他、クラブ活動の経験や体の調子など。

面接で採用が決まればついでに農地の見学

農場見学
農場見学の最中に話しかけられたら、たとえ興味の薄い内容でも必ず相槌を打つこと

農家がアルバイトを雇うとき何よりも重視しているのは、その人の人柄や誠実さです。
同時期に応募する人が1人もいなく素行に著しい問題がないのであれば、まず断られることはないでしょう。

契約内容について互いに合意がとれたら、見学の有無について聞かれます。
特にこの後の予定が詰まっていないのなら、快く引き受けるのがいいでしょう。
歩きながら、具体的な仕事内容の説明をしてくれます。
このとき、「1日でどのくらい成長するんですか」「実はどのくらいつきますか」など、なるべく積極的に質問をしたほうが、互いのコミュニケーションが円滑に進みます。

面接15分、見学15分
面接会場にいるトータルの時間はだいたい40分くらいです。
農業の面接は、1時間かかると見込んでおいたほうがいいでしょう。

遅刻を避けるために、面接当日の前に1度、現地に行って場所と移動時間を確認するのがベストです。
農地は平野にあるとは限りません。
私のアルバイト先は、繁華街から10kmくらい離れた山の斜面にありました。
通勤手段はバイクか車の2択。
場所によっては自転車でも通えないことはありませんが、雇い主の農家が事故等に巻き込まれる心配をするかもしれません。

必ず用意しておいたほうがいい物は、履歴書の他に携帯電話です。なくても面接は通ると思いますが、農家も当然持っているので、あれば緊急時の連絡等で役に立ちます。

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