赤ちゃんの睡眠に悩むすべてのママへ
赤ちゃんがなかなか寝てくれない。
夜中に何度も起きて、寝不足が続く。
そんな悩みを抱えるママに、私の体験談をお伝えします。
はじめての育児に苦戦していた私が「ジーナ式育児」に出会い、どうやって寝不足から抜け出し育児を楽しめるようになったのか。今どこかで同じように悩んでいるママの助けになれればうれしいです。
ジーナ式育児との出会い はじめたきっかけ
2022年夏、私たちのもとに一人の天使がやってきました。待望の第一子。私にとっては間違いなく人生で1番幸せな日でした。産まれたばかりの娘は体重2450g。小さくてとてもかわいい女の子でした。
その時は育児の大変さなんて想像もしていませんでした。
しかし娘と初めて夜を過ごした日から、私は睡眠不足に悩まされます。
娘はとにかく寝なかったのです。
授乳しても2時間と経たず泣いて起きずっと抱っこ。夜間も寝ない。頻回授乳と寝不足で疲労が積み重なり、私は身体も心も弱っていました。娘をかわいいと思えなくなっていたのです。真っ暗な部屋でリンリンと私を見る大きな目は、不気味にすら感じました。
慣れない育児に疲弊している私を見て、夫がインターネットで「ジーナ式育児」という育児法を見つけ、紹介してくれました。そして私は「とにかくなにかやってみよう!」と意を決し本を購入。現状打破するために、一歩ふみだすことにしたのです。
ジーナ式育児とは?
ジーナ式とは、イギリスのカリスマ・ナニーである「ジーナ・フォード」氏が提唱した育児法です。
徹底したスケジュール管理が特徴で、赤ちゃん主体でなく、ママのリードで赤ちゃんの生活にリズムをつけていきます。
毎日同じ時間に同じことをすることで、赤ちゃんが今何をする時間なのかが分かり、生活習慣がつくように。決まった時間に授乳や寝かしつけを行うことで、赤ちゃんも安心して眠ることができるようになります。
『カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座』という本で紹介されています。
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実際にやってみた感想
分厚い本を片手に、初めてスケジュール通りに過ごした日、生後2ヶ月の娘はなんとそれ通りに眠りました。寝かしつけるとすっと眠りに入り、気持ちよく目を覚ました娘。
私は今までの育児を後悔し、本気でジーナ式をやってみよう、と決意したのです。
しかし、うまくいったのは最初の1日だけ。初めの頃はまったくスケジュールに沿いませんでした。夜間に何度も起きる娘に対応し、朝7時起きのスケジュールを守るのは正直とてもしんどかったです。少しでも睡眠スケジュールが崩れるとその後の調整も難しく、何度も心が折れそうになりました。またスケジュールをこなすために、おでかけすることを躊躇することも多く、出先でも時計を気にすることが多くありました。
それでも「泣いてばかりの娘を見るよりはマシ」と思い、根気強く著書に従いました。
するとだんだんと寝る時間が伸びていき、まとまった睡眠がとれるように。
そして娘が眠ってくれる時間に、私も体を休めたり、心に余裕を持って接することができるようになりました。
ジーナ式育児をやって感じたメリット3つ
① 毎日同じ生活リズムで予定が立てやすい。時間の使い方に余裕ができる
私はもともと計画的に動くのが好きな性格だったため、ジーナ式のスケジュール育児はとても性に合っていました。
自分の身の回りのこと、家事、授乳、散歩など見通しが立てられたことで、ストレスがぐっと減りました。
② 夫が育児に関わりやすくなった
ジーナ式では19時に就寝後、22時に「最後の授乳」と呼ばれる睡眠をリセットする時間があります。
この時間を使って、普段仕事で娘に会えない夫が育児に関われるように。
たくさん抱っこやお話しをし、娘の成長を感じられる時間ができました。
③ 赤ちゃんも親も、しっかり眠れるように
1番のメリットは、やはり赤ちゃんの生活リズムが整うこと。
娘は生後9ヶ月には、19時から朝7時までの12時間ぐっすり眠るようになり、夜泣きもほとんどありませんでした。やはり夜に寝てくれると精神的なストレスもだいぶ違います。
娘と私の変化
かつて寝不足と不安でいっぱいだった私は、娘と絵本を読んだり、散歩に出かけたりと、一緒の時間を楽しめるようになりました。決まったリズムで生活するので、娘に対応し家事が終わらないといったようなストレスを感じることもなく、余裕をもって接することができます。安心して夜を迎え、しっかりと眠り、娘にたくさんの愛を注ぐことができるのです。
そして寝るのが下手で1日中泣いていた娘は、しっかりと眠りご機嫌に起きている赤ちゃんになりました。毎日同じ時間に家事をするため、1人で遊んで待つこともできます。
今娘は2歳。一人で眠りにつき、毎日ぐっすりと眠れています。
また心も体も健康に育ってくれているのは、ジーナ式のおかげだと感じています。
今悩んでいるママへ
私にとっては革命的だったジーナ式育児。
もちろん、すべてのママや赤ちゃんに合うとは限りません。ただ、もし今育児がつらくて苦しいと感じている方がいるなら、試してみる価値はあると思います。
今私には生後5ヶ月の第2子がいます。1人目ほど完璧にはできていませんが、スケジュールの基本が頭にあることで、赤ちゃんが泣いている理由が少し分かるようになり、余裕を持って育児ができています。あの寝不足で携帯とにらめっこをしていた頃の私には考えられません。
子育ては楽しくてかけがえのない時間。
ジーナ式は私にそう教えてくれたのです。
sanaママ
出身:京都
学歴:大学卒
職歴:アパレル販売、歯科助手
趣味:ヨガ、散歩
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