2024大河ドラマ『光る君へ』の感想・ネタバレ

ドラマ娯楽

正式タイトル:光る君へ(ひかるきみへ)
略称:-
時代:平安時代中期
物語:源氏物語の作者である紫式部の一生を描く
脚本:大石静
主演:吉高由里子
テレビ放送局:NHK総合
テレビ放送期間:2024年1月7日~
世帯/個人視聴率(関東地区)
平均:10.9/6.3%(第1-37話)
最高:12.7/7.5%(第1話)
最低:9.4/5.5%(第18話)

ここ数年、大河から離れていましたが、久しぶりの女主人公、そして鎌倉時代よりもっと前の話ということで、ちょっと興味が湧いてきました。
過去にない個性あふれる作品になることを期待して、自分が感じたこと思ったことを記録として残します。

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『光る君へ』の主な登場人物の名前と登場話数

紫式部の関係者(下級貴族)

名前関係/立場話数俳優
紫式部
(まひろ)
代筆→妾1-37吉高由里子
(落井実結子)
藤原賢子まひろの娘29-32,37梨里花
(永井花奈)
藤原為時父/文人1-25
29-32,37
岸谷五朗
ちやは1国仲涼子
藤原惟規
(太郎)
1-6,8-9
11-12,15
18,20-21
25-26,28
30-35,37
高杉真宙
(湯田幸希)
藤原宣孝親戚→夫1-2,4,7
11-14,18
20-21
23-29
佐々木蔵之介
乙丸従者1-17
19-33,37
矢部太郎
いと乳母1-2,4-5
7-21
25-33,37
信川清順
はる下女1島田桃依
熊丸下男1志村光貴
なつめ父の妾10-12藤倉みのり
さわなつめの娘12-13
15-18,24
野村 麻純
あさ娘の乳母27-29平山咲彩
双寿丸若武者37伊藤健太郎

藤原道長の関係者(上級貴族)

名前関係/立場話数俳優
藤原道長
(三郎)
左大臣1-37柄本佑
(木村皐誠)
藤原兼家父/右大臣
→摂政
1-14段田安則
時姫1三石琴乃
藤原道隆長兄/摂政1-17井浦新
高階貴子長兄の妻1,3,6-7
11,13-18
20-22
板谷由夏
高階光子貴子の妹37兵藤公美
藤原伊周長兄の長男11,13-22
25-30
32-37
三浦翔平
源幾子伊周の妻29,33,37松田るか
源方理伊周の妻の兄37阿部翔平
藤原道雅伊周の長男29,34福崎那由他
(小野桜介)
藤原定子長兄の娘/
一条天皇の妻
3,13-28高畑充希
(木村日鞠)
藤原隆家長兄の次男16-20
24-25
27-30
32-37
竜星涼
藤原道兼次兄1-18玉置玲央
藤原詮子1-6,8-21
23-29
吉田羊
藤原道綱異腹の兄5,10-12
14-20,22
24-30
32-34
36-37
上地雄輔
藤原寧子父の妾/
道綱の母
5,7,11
14-15
財前直見
藤原繁子叔母/
道兼の妻
2-3,6
13-14
山田キヌヲ
藤原為光父の異母弟1,4,7-8
11,13-14
阪田マサノブ
藤原公季父の異母弟7-8,11
13-20
24-29
32-34
36-37
米村拓彰
百舌彦従者1-5,7
9-12
16-17,21
25,28-32
36-37
本多力
平惟仲家司1,3,9,11
16-20
24-29
佐古井隆之

源倫子の関係者(上級貴族)

名前関係/立場話数俳優
源倫子道長の妻3-9,11-21
24-32
36-37
黒木華
藤原彰子道長の長女26-37見上愛
藤原頼通
(田鶴)
道長の長男26,28-30
34-37
渡邊圭祐
(小林篤弘
→三浦綺羅
→大野遥斗)
藤原妍子道長の次女36倉沢杏菜
藤原威子道長の四女36栢森舞輝
藤原教通道長の五男36吉田隼
源雅信父/左大臣1-8,11-15益岡徹
藤原穆子母/
まひろの遠縁
3-4,8-9
12-13,15
18-19,26
36
石野真子
宰相の君彰子の女房32-37瀬戸さおり
左衛門の
内侍
彰子の女房32-37菅野莉央
宮の宣旨彰子の女房32-37小林きな子
馬中将の
彰子の女房32-37羽惟
小少将の
彰子の女房32-37福井夏
大納言の
彰子の女房32-37真下玲奈
筑前の
命婦
物語を読む
女房
34西村ちなみ
赤染衛門女房/女流歌人3-9,11-13
16,27-30
32-34
36-37
凰稀かなめ
大江匡衡赤染衛門の夫
/学者
34谷口賢志
しをり知人/貴族の姫3-9,11-13佐々木史帆
肇子知人/貴族の姫3-4横田美紀
茅子知人/貴族の姫3-9,11-13渡辺早織
やよい貴族の姫4菊川陽子

朝廷(天皇)の関係者

名前立場話数俳優
円融天皇64代天皇1-4坂東巳之助
師貞親王→
花山天皇→
花山院
皇太子→
65代天皇→
出家
1-11
19-20
本郷奏多
(伊藤駿太)
懐仁親王→
一条天皇
皇太子→
66代天皇/
道長の甥
11
13-37
塩野瑛久
(石塚陸翔→
高木波瑠→
柊木陽太)
居貞親王63代冷泉天皇
の息子/皇太子
11,23,27
32,36
木村達成
(小菅聡大)
敦康親王一条天皇・定子
の長男
29-30
32-37
渡邉櫂
(高橋誠
→池田旭陽)
敦明親王三条天皇の
第一皇子
36阿佐辰美
脩子内親王一条天皇・定子
の長女
32,37井上明香里
藤原頼忠関白1-2,4-5
8,10-12
橋爪淳
藤原公任関白の息子3-8
11-20,22
24-34
36-37
町田啓太
敏子公任の妻30-31,33柳生みゆ
藤原遵子関白の娘/入内1-2中村静香
源重信雅信の弟1鈴木隆仁
安倍晴明陰陽師1,3-5
7-11
13-14
16-17,20
23-28,30
32
ユースケ・
サンタ
マリア
須麻流晴明の従者1,3,5
7-8,10
13-14
16-17,20
24,26-28
30,32
DAIKI
藤原顕光公卿1,4,7-8
11-20
23-30
32-34
36-37
宮川一朗太
藤原文範公卿・学者1,4,7栗田芳宏
藤原実資円融天皇の
側近
2-5
7-10
12-22
24-34
36-37
秋山竜次
桐子藤原実資の妻7,9中島亜梨沙
婉子女王藤原実資の
2番目の妻
14,21真凛
藤原斉信一条朝四納言3-8
11-12
14,16-20
22,24
26-34
36-37
金田哲
藤原忯子斉信の妹/
花山の女御
4-7井上咲楽
藤原光子斉信の異母妹/
伊周の妾
19竹内夢
藤原行成一条朝四納言3-8
10-12
14,16-21
23-30
30-34
36-37
渡辺大知
俊古書記官2-3,5
10-11
久保田武人
藤原義懐花山天皇の
叔父
4-10高橋光臣
藤原惟成花山天皇の
乳母子
4-10吉田亮
侍従宰相5加藤歩
源明子源高明の娘/
道長の妻
10
12-15
17-18,22
24,28-29
31,36
瀧内公美
藤原頼宗道長の長男37上村海成
巌君道長の次男28-29渡邉斗翔
源俊賢明子の兄12-13
15-20,22
24,26-29
32-36
本田大輔
恒方使い19-20
24-30,32
34,36
尾倉ケント
源国盛源信明の息子
/貴族
20森田甘路
藤原娍子居貞親王の妻23,27,36朝倉あき
藤原元子一条天皇の
女御
23安田聖愛
百之四条宮の女房31千野裕子
平致頼軍事貴族34-35中村織央
斎院の中将惟規の恋人35小坂菜緒

越前の関係者

名前立場話数俳優
周明宋の見習い医師21-24松下洸平
朱仁聡宋の商人の長22-24浩歌
大野国勝大掾(役人)22-25徳井優
三国若麻呂通訳(役人)22-23安井順平
源光雅介(役人)22-23玉置孝匡
羌世昌宋人22-23リンリン
林庭幹宋人22-23侯偉
オウム21-22
25-27
種崎敦美
山村響
早成武生の商人23金子岳憲
きぬ海女25-33
37
蔵下穂波

その他

名前立場話数俳優
清少納言
(ききょう)
歌人/
枕草子の作者
6-7
14-29
36-37
ファースト
サマーウイカ
清原元輔歌人/
清少納言の父
6大森博史
和泉式部
(あかね)
和泉式部日記
の作者
30-31
35
泉里香
座頭散楽一座1佐藤伸之
コウメイ散楽一座1金澤慎治
兼太散楽一座1長谷場俊紀
兼次散楽一座1松岡歩武
兼三散楽一座1千葉雅大
直秀散楽一座2-9毎熊克哉
黒太散楽一座2-9原池優
白太散楽一座2-9佐久本歩夢
百成散楽一座2-9吉田壮辰
磯丸散楽一座2-9谷川功
久々利散楽一座2-9上田実規朗
輔保散楽一座2-9松本実
ぬい京の住人1-2野呂佳代
絵師代筆業2-3三遊亭小遊三
麻彦まひろの客2小平大智
寄坐神降ろし5傳田うに
神降ろし5植本純米
たねまひろの教え子13-14
16
竹澤咲子
たつじたねの父親14,16平田理
福丸いとの知人25-29
31,33
37
勢登健雄
定澄興福寺別当33-34赤星昇一郎
慶理興福寺の僧33-34渡部龍平

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『光る君へ』の1~14話のあらすじと感想

977-978年(幼少期)

第1話『約束の月』(12.7/7.5%)

1.陰陽寮。安倍晴明が星を見ながら不穏なことを予知
2.まひろの家。下級貴族の父は書物を読み、弟は遊び、他のものは仕事
3.三郎の家。上級貴族の父、母、兄などの家族が集まり食事
4.まひろの家。親戚の宣孝が来て、父に仕事のアドバイス
5.三郎の家。笛を吹いたり、琴を奏でたりして音楽鑑賞。まひろの父が、三郎の父に書状を渡す
6.山中。まひろは母と一緒に父のため願掛け巡り
7.まひろの家。たびたび留守にする父に不満のまひろ
8.正月、清涼殿。下級貴族の運命を決める人事会議
9.まひろの家。父と一緒に学問を学ぶ
10.天皇の住まい。関白の娘と三郎の姉が入内
11.晴明の住まい。雷が落ちて火事が起きる
12.三郎の家。姉の悪い噂に対して、父が策を弄する
13.散楽。三郎が従者を連れて一座の劇を鑑賞
14.まひろの家。籠から逃げ出した鳥を追いかけるため、まひろは家を飛び出す
15.川べり。まひろと三郎が初めて対面。互いに立場を偽り自己紹介。次回も会う約束をする
16.天皇の住まい。大臣たちが晴明の火事について議論
17.三郎の家。父が、まひろの父を呼び出し、皇太子の家庭教師を依頼(スパイ
18.再び、川べり。まひろと三郎は、馬鹿について議論したのち、真実を話す。次回も会う約束をする
19.まひろの家。父の仕事の支度
20.三郎の家。父が自宅に晴明を呼び出し、関白の娘の懐妊を邪魔するよう依頼
21.天皇の住まい。まひろの父が、皇太子に勉学を教授
22.山中。まひろは母の付き添いで、再び願掛け巡り
23.三郎の家。身分の件で、三郎と次兄がひと悶着
24.山中。願掛けの帰り道、まひろは三郎の次兄と衝突。それを見て娘をかばったまひろの母は、次兄に刺殺される
25.三度、川べり。三郎は一人待ちぼうけ
26.三郎の家。帰宅した三郎は、血に染まった次兄を見て物陰に隠れる
27.まひろの家。母の死を悲しむ家族一同。犯人の素性を知った父は、子供たちに、病気で死んだことにすると伝える
28.それぞれの家で、月を眺めるまひろ、三郎

第一印象、知らない、難しい言葉が多いなあ、と。
入内、散楽、東宮などなど。
ただ、一部の用語はナレーションの説明が入るので、そのうち慣れてくるのかもしれません。

初っ端から、衝撃的なラストでしたね。
思わず、「あっ」と声が出てしまいました。
全体的にダークなサスペンスっぽい雰囲気でちょっと戸惑いを覚えましたが、こういうアクシデントも必要不可欠という判断なのでしょう。
ですが、偶然が何度も重なる展開はやや強引ですね。

特に興味深かったのは、『馬鹿』の下り。
久々に由来を聞いた気がします。
『嘘』をつく人間の末路は悲惨っといったところでしょうか。
予言も含め、ラストに全部繋がっている感じ。
一方、噓を信じ込ませるのも高度なテクニックが必要で、このあたりから作家の卵としての片鱗をちらつかせています。

あと、子供たち、字がうまいです。
本当に書いているように見えたけど、相当練習したのかな?
足であそこまで綺麗に見えるのは、正直驚きました。

この他、今も昔も変わらない権力闘争。
腹の探り合い、化かしあい。
すぐキレる若者。女の噂話。政略結婚。
どのように物語を紡いでいくのか注目。

984-986年(成人期)

第2話『めぐりあい』(12.0/7.1%)

1.まひろの家。母の死から6年。家族親戚一同が集まり、成人の儀式を迎えたまひろの年齢は15歳
あの事件以来、まひろと父の関係はギスギスしてる
2.代筆屋。父に黙って、恋文(ラブレター)など詩や文を書くバイトをしてるまひろ
3.内裏。天皇、関白、大臣などが集まり盗賊対策について議論
4.大内裏。三郎は元服後、道長と名称変更。母はナレ死。2人の兄は上級貴族として道を歩み、姉は天皇の子を授かり育児中。天皇は道長の父を恐れ、姉を遠ざけてる。そんな姉に、父は東三条殿に下がれと進言。父は天皇の子を人質として画策
5.まひろの家。大学に行かせるため、弟に学問(孟嘗君の鶏鳴狗盗)を教える父
6.代筆屋。客からのクレームに対応するまひろ
7.大内裏。天皇にラブレター?を書いている姉
8.散楽。道長と従者ほか鑑賞。そこに、ぬいが現れ従者とどこかに。一人になった道長は、6年ぶりにまひろと再会。あの日のことや代筆屋ついて話すも、素性は互いに隠したまま
9.大内裏。数年ぶりに会う道長の姉と天皇。彼女は仲直りを希望するも失敗
10.東三条殿。皇太子を痴れ者と考察する、道長の父とまひろの父
11.山の展望台。道長の父は、天皇の食事に毒(調子を崩す程度)を盛るよう次兄に命令。一度は拒絶するも、まひろの母殺害の件で脅され最終的に承諾
12.大内裏。稽古をしてる道長を、なにやら険しい顔つきで見つめる次兄
13.代筆屋。再び同じ客からクレーム。原因を見抜いたまひろは相手に真実を話せとアドバイス
14.大内裏。再会したまひろに言われたことを思い出す道長
15.内裏。天皇などが集まり政。具合が悪そうな天皇を見て、思案する道長の父
16.内裏。皇太子に学問を教えるまひろの父。自分が天皇になったら式部丞の蔵人に重用するなど、皇太子は父のことを気に入ってる様子
17.代筆屋。クレーマーがまひろに成功の報告
18.まひろの家。乳母が代筆のことを父にばらす。よりいっそう親子の関係が険悪に
19.代筆屋。絵師にまひろの父が何か渡す。その後、道長がまひろに会うため訪れるも、絵師はまひろなんて知らんぷり
20.道端。人助けをして2人組の男たち追いかけられる謎の男(散楽の直秀)。まひろに衝突後、雲隠れ。謎の男と勘違いされた道長が2人組につかまり次回へと続く

物語の核
ここまで、道長の父“藤原兼家”のペースでことが進んでいる。
娘に天皇の子を作らせることに成功。
一方、ライバルである関白の娘に子はできず。
次期天皇候補の情報収集。
現天皇を失墜させるための異物混入など。
長男を光、次男を闇として使い分け、長女を子を産み出す製造機として利用する悪の所業
目的達成(天皇を傀儡し政を一手に担う?)のためなら家族の犠牲すら厭わない。
前話でキレる若者と見ていた次男ですが、どうも父親の教育の賜物のような気がしてきました。
父親に対してだけは極めて従順。
関白の娘にはなぜ子ができないのか?
兼家に頼まれた晴明が何かしたのでしょうが、今後明かされるのか不透明。

まひろと道長の関係性
まひろは、自分の母を殺した男が父の仕事の関係者である藤原兼家の次男“道兼”であることは知っているが、三郎が兼家の3男であることは知らない。
道長は、自分の父と繋がりがあるまひろの父“藤原為時”の娘であること、次兄がまひろの母を殺したことも知らない。
神視点(読者視点)からすると、いつ互いの正体がバレるのかヤキモキする状況がしばらく続きそう
そして、前回に引き続き嘘と真実。現代でも問題になっているテーマですが、やけに力が入っているなと。

孟嘗君(もうしょうくん)の鶏鳴狗盗(けいめいくとう)
初めて耳にしたので、思わずググってしまいました。
鶏の鳴きまねなど、取るに足らないことでも何かの役に立つたとえらしいです。
なんとなく、道長か皇太子のことを示唆しているのかと思ってしまいました。

ラブレター
まひろの声色。男のふりをしていたんですね。
あの微妙な下手くそな感じが、逆にウマイと感心。

どうでもいい伏線?
相変わらず関白の声が小さいのは何なのでしょう?
演技の中の演技のようには見えませんが。
もう一つ、道長の従者“百舌彦”とただの一般人“ぬい”の逢引。
夫婦にならず?6年も続いているとか、スパイを勘繰りたくなる。

第3話『謎の男』(12.4/7.3%)

1.道端。盗賊と勘違いされ二人組の男(放免)に連れていかれる道長を、見送るまひろ
2.検非違使。冤罪(貴族だから)とわかり釈放される道長を、謎の男が見ている
3.右大臣の館。父に叱責されるも、適当にはぐらかす道長
4.まひろの家。謎の男がきて、まひろに道長の無事を知らせる。それを聞き、家を出ることが難しいまひろは弟に道長の捜索を依頼する
5.大内裏。道長は友人たちと囲碁を打ちながら談笑
6.代筆屋。まひろの弟が道長について尋ねるが、絵師はごまかす
7.道端。道長を探し回るまひろの弟
8.まひろの家。どうやって誘ったんだが、弟がまひろの前に3人の男を連れてくるもハズレ
9.夜の河原。体調のすぐれない天皇のために祈祷する晴明
10.内裏。天皇の調子について議論する天皇の側近と道長の次兄
11.右大臣の館。道長の次兄が父に天皇の側近について相談。他の家族は長兄の娘について話し合う。晴明が祈祷について父に報告
12.内裏。天皇と側近、天皇と道長の父それぞれ天皇の体調や息子について議論
13.大内裏。天皇の体調を疑ったことで女性陣に変な目で見られた天皇の側近は、道長の次兄に愚痴をこぼす。その後、次兄は道長に会い腹の探り合い
14.右大臣の館。まひろの父と道長の父。皇太子と左大臣について議論
15.左大臣の館(土御門殿)。琴を弾く倫子を見つめる両親
16.まひろの家。父がまひろに左大臣の歌会(女子会)に行ってみてはと助言(スパイ)
17.左大臣の館。女性陣と一緒に偏つぎ(百人一首みたいな遊び)を楽しむまひろ。独り勝ちで周囲を驚かす
18.関白の屋敷。道長ほか上級貴族同士で勉強会
19.まひろの家。左大臣の館から戻ったまひろ。父にその時の話をするうち、間者として利用されたことに気づくも受け入れる
20.左大臣の館。再び訪れるまひろ。皆が詠む歌に微妙な表情
21.散楽。従者と鑑賞するまひろ。そこに道長が訪れ再会。さらに謎の男と顔合わせして終了

謎の男
おそらく散楽の一員の直秀を指していると思われますが、タイトルに入れるほど出番が多くありません。
今回の話の肝は、まひろが上級貴族の姫たちに混じってサロンの仲間入りを果たしたことだと思いますが・・・。

復讐?
なんてことを、まひろの父を見て1%くらい思ってしまいました。
まさか自分の娘を間者として利用するとは。
手法が、道長の父にだんだん似てきてる気が。
そのことに気づいたときのまひろの反応。
動揺しながらもすぐに受け入れ、いったいこの親子は何を考えているのやら。
ちょっと怖い展開に進みそうな前兆。


個人的にあまり興味はないのですが、やらないわけにもいかないのかな。
だいたいにして、惹かれ合う理由がピンとこない展開が多く感じます。
なんかこうドラマのお約束みたいに見えてしまうんですよね。
まひろと道長の関係について、今までにないオリジナリティを期待したいです。

娯楽
囲碁ってこんな昔からあって今も行われているのかと思うと、ちょっと驚きです。
自分にとっては将棋のほうが馴染みやすく、囲碁は敬遠していましたが、話の中でもう少し掘り下げてくれれば、もっと興味が湧いてくるのかもしれません。
もう一つ偏つぎ。こちらは女性向けの遊びなのかな。
ぱっと見、カルタを連想しました。それにしても他の姫君は経験者じゃないのか、あの負けっぷりは!

第4話『五節の舞姫』(11.3/6.7%)

1.散楽。まひろは直秀に道長への謝罪を求める。また、道長に自分の素性を明かす。道長とまひろの親戚対面。直秀は道長にましろに会うなと苦言
2.まひろの家。親戚と父の件で議論を交わすまひろ
3.右大臣の館。道長の姉は円融天皇のことで道長に探りを入れる
4.晴明の館。円融天皇の退位を占う
5.内裏。皇太子が円融天皇の側近を篭絡しようとするも失敗
6.左大臣の館。道長の父を恐れ、倫子の父は娘に皇太子への入内を勧めるも拒否される。直秀?らしき盗賊(ねずみ小僧的な?)たちが盗みを働く。翌朝、まひろが歌会に参加。竹取物語について議論
7.右大臣の館。姉の子を早急に天皇に即位させるため、道長3兄弟と父が議論
8.散楽。まひろは道長に会いに来るも会えず
9.右大臣の館。道長と長兄が雑談
10.散楽。まひろと直秀は道長のことで話し合う
11.内裏。道長の姉は、円融天皇に会いに来るも毒をもったと罵倒される
12.右大臣の館。道長3兄弟と父が酒を飲み交わしているところに姉が激怒の様子で現れひと悶着
13.まひろの家。ボーっと月を眺めるまひろ
14.内裏。8月、皇太子が花山天皇に即位。藤原忯子が入内
15.まひろの家。15年ぶりに官職を得たまひろの父の祝いの宴
16.内裏。花山天皇を中心とした政。モノの値段について議論
17.大学寮。道長たちは花山天皇の噂話
18.左大臣の館。まひろは、倫子の代わりに五節の舞に出ることを承諾
19.豊明節会。五節の舞に参加したまひろは、母の仇の隣にいる三郎を見て彼の正体を知る

身バレ
思いのほか、早かったですね。最低でも10話くらいまで引っ張るかと予想していましたが。
サスペンスドラマじゃあるまいし、そこまで温存させるネタでもないか。
しかし、舞を踊っているまひろにまったく気づかない道長。
散楽にはあれほど興味津々なのに、上級貴族の芸事にはまったく無関心なの面白い。

花山天皇
このキャラ設定は今風だなあ。
NHKがゴールデンタイムで緊縛プレイを放送するとは、誰が想像できたでしょう。
子供に、「これ何してるの?」と聞かれたら、どう答えればいいのか。
それにしても、天皇の扱いがかなり厳しめ。円融天皇はDVみたいなことしているし。
現在の天皇に対するイメージがちょっと心配になるのは考えすぎかな!?

倫子
クレジットを見ると、道長の次“3番手”くらいの重要キャラのようですが、なかなか本心が見えてこない。
盗賊に入られたのを知ってもケロッとしているし、まひろを自分の身代わりに立てるは、いったい何を考えているのやら。
嫌がったり、申し訳なさそうにしたりしている姿すら演技に見えてしまう。
いつもニコニコ笑顔、時々シリアス顔になるこの手のタイプが一番恐ろしい・・・。

竹取物語
竹の中から産まれたかぐや姫が育ち大人になり求婚を退け月に帰っていく。
ただそれだけの単純なお話だと思っていましたけど、身分が一つのテーマになっているんですかね。
人を上下で区分するのは愚かなこと。
立場が上だからといって言いなりになる必要はなく、下だからといって何でもかんでも縛り付けられるものではないと。
社長、部長などの役職がある現代にもいろいろ通じるものがありますが。
実際、人から上下関係を取り除いたとして、それで社会がちゃんと回るのかかなり疑問。
どうしたって、トップ、指導者と呼ばれる人たちが不可欠な気がします。

第5話『告白』(11.7/6.8%)

1.まひろの家。舞での出来事を思い出すまひろ
2.左大臣の館。倫子などがまひろの身を案じている
3.まひろの家。眠りにつくまひろのために僧と巫女?が霊降ろし。目覚めたまひろは父と、母の仇について話し合う
4.大内裏。道長と一緒に歩いている男たちが、舞で倒れた娘について話をしている
5.まひろの家。まひろは琵琶を弾きながら母の言葉を思い出す
6.内裏。天皇と側近たちが政。天皇の妻が寝込む
7.大学寮。道長などが天皇について話し合っている
8.右大臣の館。道長は父と食事をとりながら天皇の話。道長の長兄は妹に、父と仲直りするよう進言
9.左大臣の館。関白、左右大臣が飲み会。各々、現天皇に対して不満顔
10.散楽。一味で飲み会。まひろの噂話
11.右大臣の妾の館。道長の父は、妾とその息子と談笑
12.まひろの家。まひろと直秀は、道長のことで話し合い
13.右大臣の館。道長はまひろ宛の手紙を書いている
14.まひろの家。道長からの文を読むまひろ
15.散楽。まひろの従者が直秀に頼み事
16.まひろの家。まひろは道長と会う決心をしたものの、場所を変更したいと直秀に依頼
17.道中。馬に乗る道長に直秀はまひろからの伝言を伝える
18.右大臣の館。天皇の子の懐妊を知った道長の父は、晴明に呪詛を依頼。一度は拒否されるも、関白、左大臣の力を借りて押し切る
19.六条。道長に会ったまひろは、母と道長の次兄との経緯についてすべて打ち明ける。直秀もこの話を盗み聞き。ショックを受けた道長は泣き続けるまひろのことを直秀に頼み、その場を立ち去る
20.右大臣の館。怒り狂った道長は次兄を殴る。そんな道長の様子を嬉々とする父
21.まひろの家。帰途に就いたまひろは、父の胸で泣き続ける

道の名の由来
告白がメインのはずなのに、こっちが気になってしまいました。
私が倒れたら息子に。息子が倒れたら孫に。常にこの一族が実権を握り続けると。
まさに世襲制
妾の子にもつけているのは万が一の保険か?
道長の父“兼家”の計画は概ね順調なようだが、このまま思い通りにいくのでは何か物足りないから、一波乱も二波乱もする展開が来るかな?

闇落ち
善人が悪人になるのをこう呼ぶことがあるが。
まひろにしろその父親にしろ、なりそうでならない。
今回、裏の手と発言した詮子はどうでしょう。
父親に一泡吹かせることができるのか?

号泣
って言い方で正しいんだろうか。
まひろが泣くシーン。同情、哀れみといった感情よりも、“長いなあ”とダレる気持ちのほうが強くなってしまいました。
そして子供っぽいなと。
それもそのはず、見ていたときすっかり忘れていたが、まだ中3くらいの年齢なんですね。
好きという感情が芽生えつつある道長ではなく、嫌悪していた父親の胸に自らすがりつくのはなかなかよかった

ギャグ
霊降ろしと関白。
酔ったときのみ声が大きくなる人は私も見たことあるが、問題は前者。
さすがに、タイミングがわざとらしくないですかね。
予告ですぐ立ち直るのはわかっていたものの、状況的にもっと深刻になってもいいはずなのに、これのせいで興が冷めた。

伝言
どうでもいいことなのだが、道長とまひろは、他の人をいちいち巻き込むなと。
会いたければ話したければ、最初に出会った河原でいいだろと。
直秀が今話で2度もまひろの家を訪ねたのは、あきらかに無駄で、尺稼ぎを勘繰ってしまいます。

第6話『二人の才女』(11.0/6.3%)

1.まひろの家。父から左大臣の家に行かなくていい(スパイ)と言われたまひろだが、お家のことを考え、続けると申し出る
2.右大臣の館。道長は、父から左大臣の娘を娶れと言われる。次兄に対しては、忘れるかわりに泥役を担わせるつもり?
3.まひろの家。道長との関係を断ち切る決意をしたまひろは、何か夢中になれるものを探そうとする
4.山中。恐ろしい形相で馬を走らせる道長
5.985年、左大臣の館。歌会に参加するまひろ。蜻蛉日記について語り合う
6.散楽。まひろは直秀たちに物語を一つ披露するも、まったく笑えないと突き放される
7.内裏。藤原斉信は、妹の忯子の見舞いのついでに頼み事。そこに天皇が現れ、お前呼ばわりされる
8.右大臣の館。道長一家排除の噂を耳にした道長は、長兄に相談。対策として、漢詩の会を提案
9.大内裏。天皇の側近が、道長の同期を懐柔しようと画策
10.左大臣の館。面白い話をする倫子に、苦笑いを浮かべるまひろ
11.右大臣の館。道長の姉が倫子の父を呼びつける。前天皇への毒盛りの件を話し操ろうとする。また、道長に倫子との婚姻を勧める
12.まひろの家。道長の長兄の使いから、漢詩の会の誘いを受けるまひろ親子
13.右大臣の館。まひろ親子とききょう親子対面。漢詩の会の参加者は道長本人、道長の長兄・同期ほか。会終了後、道長は急いで文を書く
14.まひろの家。夜空を眺めるまひろ
15.大内裏。夜回りしていた道長は、盗賊と遭遇。すかさず弓を引くと、盗賊の一人(直秀)の肩に放った矢が刺さる
16.まひろの家。道長の文を受け取るまひろ
17.内裏。天皇の妻・忯子が御隠れ(死亡)
18.まひろの家。道長の本心を悟ったまひろは文を大事そうに抱きしめる

二人の才女
親友?になりつつあるまひろと倫子を指すのかと思ったら、まひろ(紫式部)とききょう(清少納言)のことだったのですね。
ききょうのずけずけと物言う性格。倫子に似てなくもないかな。
どちらも明るくて自分の思い通りに生きている感じ。
できるだけ自身を押し殺して毎日を生きる現代人にとっては羨ましいかぎり。

漢詩の会
漢詩って、一種の暗号みたいだな。
日本人の私でさえ、何が言いたいのかよくわからない。
それゆえか、心の声(翻訳)演出がありがたいとしみじみ思った。

藤原道隆
道長の長兄。
今までパッとしない地味な役回りだったが、ようやく本領発揮?
会を取り仕切るさまは、一族の長に相応しき品格を漂わせている。
ただ、全登場人物の中で一番まともそうに見えるからこそ、キレたとき何するか想像できない

笑いのツボ
まひろは他の人と何かずれている模様。
女子会で「何が面白いんだろう」みたいな顔つきを見せていたが、私も同じ感想を抱きました。
たとえば、漫才。
よく観客のワハハの声が聞こえてくるが、私はピクリとも反応できない。
万人共通の面白い話を作るのがいかに困難か痛感。

ねずみ小僧?
どのような理由があれ、犯罪はいけませんよね。
たとえ、相手が履いて捨てるほどのお金持ちでも。
これを認めてしまったら、社会は回らないし、安心して暮らすこともできない。
どんなに芸達者でも、罪を犯したら何もかも嘘くさく見えてしまう。

第7話『おかしきことこそ』(10.9/6.4%)

1.内裏。天皇の妻・忯子とそのお腹の子の死を、親しい人たちが悲しんでいる
2.まひろの家。再度、道長から遠ざかることを考えるまひろ
3.夜の草むら。盗賊一味(直秀ほか)が置いていった衣類を見て喜ぶ民衆
4.大内裏。人に矢を放ったことを改めて考える道長
5.草むら。仲間に腕を治療してもらう直秀
6.まひろの家。面白い話について思案するまひろ
7.右大臣の館。道長の父と晴明が、天皇の妻の死の件で衝突。その後、それぞれ道長と軽く言葉を話す。その夜、道長の父は自分は呪われていると妾に泣きつく
8.散楽。まひろが笑える話をしに訪れる。その中身は、狐に騙される猿(右大臣家一族)で、さっそく稽古をし客に披露
9.内裏。妻の死のショックが抜けない天皇。まひろの父に右大臣への不満をぶちまける
10.大内裏。右大臣、左大臣などが集まり天皇の亡き妻の称号について議論。蚊帳の外の実資は妻に愚痴
11.右大臣の館。道長の長兄と次兄が飲酒。兄の労いの言葉を聞き涙を浮かべる弟
12.大学寮。道長と同期たち。天皇の亡き妻のことを議論した後、打毬をやろうという話に
13.馬で帰路。道長と従者がまひろに宛てた文のことで話
14.右大臣の館。帰途についた道長は、警護班の行き先を知り憤る
15.散楽。中傷(劇の中身)を知った右大臣家との間でひと悶着。そこにいたまひろも巻き込まれ、道長が救い出す。話の出所について、正直に話すまひろ
16.右大臣の館。まひろの父は、道長の父に天皇へのスパイ活動をやめたいと申し出て了解を得る
17.まひろの家。親戚、まひろなどに間者終了の報告をする父。それに対して、官職を解かれることを危惧する親戚
18.左大臣の館。まひろほか女性たちが打毬のお招きの件で盛り上がる
19.打毬会場。貴族の娘など観客が大勢集まる。競技者である道長同期4人のうち1人休むことが判明
20.散楽。道長の従者が直秀に会いに
21.まひろの家。打毬の誘い、一度は断ったまひろだが迷っている
22.打毬会場。結局、誘惑に勝てなかったまひろが倫子たちのところへ。道長チーム4人目は直秀。試合終了後、道長たちの女に対する考え方を聞いてしまうまひろ。また、道長は直秀の肩の傷を見て勘づく
23.まひろ家。道長の言葉を偽りと感じ取ったまひろは文を燃やす

女性蔑視
女は男よりも下。
小学生から中学生の頃の私は、ずっとそう思っていました。
これは、たぶん愛読していたバトル漫画の影響が強いのだと思います。
男ならこう強くあるべしという考え方が体の隅々まで染みついていたのです。
現代人の私ですらそうなのですから、1000年以上前の男女差別はどれほどのものだったのか

キャラ崩壊?
は、さすがに言いすぎでしょうか。
花山天皇と、道長の父:藤原兼家、兄:藤原道兼の3名。
今話だけ、別人に見えてしまいました。
女好きの天皇が、こんなにも取り乱すとは。
妾の前で幼児化する道長の父については、なんか笑っちゃいました。
まひろの母の仇にしても、キレる若者はどこへやらといった感じです。

直秀の正体
芸人かつ泥棒であることは確定。
さて、今回は乗馬を披露ときたら、元貴族?
家を追い出されたか、潰れたか?
それにしても、自分を殺そうとした道長の傍で上半身裸になるのはありえないだろ。
まひろに気を取られていたとか関係ない気がする。

打毬
片方の手で馬の手綱を握りながら、もう片方の手でゴルフクラブみたいなものを振り回しボールを打つのか。
難易度高そ。

おかしきこと
運気を上げるために、頭の上にウンチを載せるとか下ネタか!
まだまだ作家として未熟なまひろでしたと。

第8話『招かれざる者』(10.8/6.5%)

1.右大臣の館。打毬会場でのまひろを思い出す道長
2.まひろの家。打毬会場での道長を思い出すまひろ
3.左大臣の館。打毬をしていた殿方の話題で盛り上がるまひろほか女性陣
4.右大臣の館。道長と道長の同期、それと道長の弟と騙る直秀が談笑。直秀は道長に藤原家について根掘り葉掘り聞くも、腕の傷に関しては適当にはぐらかす
5.散楽。まひろと直秀が、打毬での出来事や都の外について語り合う
6.大内裏。関白、左右大臣が天皇の叔父の出世に不満顔。結束を高めるため、道長と倫子の婚姻を提案
7.左大臣の館。倫子の両親が、娘の縁談について話し合う。相手が道長と聞いた倫子の顔はまんざらでもない様子
8.986年、大内裏。政のやり方で衝突する天皇の叔父と関白、左右大臣他。激怒した道長の父が、天皇に会いにいこうとしたところ倒れる
9.内裏。そのことを耳にした天皇は喜ぶ。傍では、まひろの父が不安顔
10.右大臣の館。床に伏せる父を見守る家族。医師?の見立てでは危篤。晴明などが見舞いにきて祈祷したところ、その中の一人に天皇の亡き妻の霊が憑りつき暴走。道長は、彼女の死の原因を知ることに
11.内裏。晴明に右大臣の館での出来事について尋ねた天皇は、亡き妻が成仏できないことを知る
12.まひろの家。父から、道長の父の様子を知るまひろと弟。間者をやめた父は宮中の蔵の整理の仕事をすることに
13.右大臣の館。いつまでも眠る父に声をかける道長。長兄、姉と代わる代わる見舞いし、最後に次兄が父の腕を掴んだところで目覚める
14.大内裏。書物を整理するまひろの父に、道長の次兄が声をかけ、父に虐待されていたことを話す
15.まひろの家。父が帰宅すると、さきほど会った道長の次兄がなぜか家の中に。そこへまひろも現れ、酒を飲み交わす父と次兄の前で琵琶を弾く。その後、母について聞かれるも病気と偽る。次兄が帰った後、父は娘に詫びる
16.内裏。道長の次兄が、書状をもって天皇に参上。まひろの父の助言で、道長の父の虐待が表に
17.右大臣の館。ほくそ笑む道長の父
18.まひろの家。月を眺めるまひろ
19.右大臣の館。月を眺める道長。そこへ盗賊が現れ、藤原一門で一網打尽。盗賊姿の直秀を見て、ものすごい形相を浮かべる道長

策略?
道長の父“藤原兼家”に起きた出来事が演技だと仮定すると、
失神→道兼に命令→道兼とまひろの父接近→道兼と天皇接近→?
こうなる。
虐待の話(たぶん嘘)を持ち出したのは、天皇の同情を誘い篭絡させるため?
まひろの父もうまい具合に利用されたものです。
ところで、道兼は自分が殺した女がまひろの母であることをまだ知らないのでしょうか。
兼家もそうなのかな!?

わざと捕まる理由
直秀は、なんで道長の前で裸になったのか。なんで道長の屋敷をウロウロしていたのか。
あのやりとりで、まさか自分が疑われていると思わないはずはないでしょうに。
最後、盗みに入ったのは捕まる前提にしか見えませんが、問題はその理由。
罪の意識に苛まれるタイプではありませんし、何かしらの狙いがありそうですが、はてさて。

オカルト
まさか降霊術ネタをまたやるとは思いませんでした。
視聴者からの受けがいいんですかね。
確かにゾクゾクとした気持ちにはなりますが、2回ともなると正直微妙。
ホラーなら何度でも一向に構いませんが、大河ドラマ、時代劇だとどうなんでしょう。

第9話『遠くの国』(11.2/6.6%)

1.右大臣の館。直秀は拘束されながらも道長に強気な発言を繰り返す。その後、検非違使に引き渡しを命じた道長は、眠る父をじっと見詰める
2.左大臣の館。まひろほか女性陣が盗賊の噂話。倫子の母が、赤染衛門に娘の相談
3.散楽一座のアジト。従者を連れたまひろが訪れたが不在。そこへ、看督長(検非違使の部下)が現れ彼女らをしょっ引く
4.獄。盗賊の様子を見に来た道長が、検非違使に彼らの釈放を依頼。そこに盗賊と勘違いされたまひろが現れ、道長は身柄の引き渡しを要求
5.どこかの屋敷。道長とまひろは盗賊の件、直秀のことを話し合う
6.ある建物。まひろと別れた道長は、盗賊の無事を祈る下人たちから盗んだお金の使い道を知る
7.まひろの家。道長と別れ家に着いたまひろは、弟の書物を読む姿に驚く
8.内裏。まひろの父は、項垂れている天皇の前で書物を読み上げる。また、道長の次兄が天皇のために薬を運んでくる
9.大内裏。天皇の叔父が、実資に天皇の女を何人か用立てろと命じる
10.実資の家。酒を飲みながら妻に愚痴
11.右大臣の館。道長の姉が旅立たれよと言った途端、目覚める父。他の3人の子供を呼び、晴明の策で仮病を演じたと話す。そして、天皇を玉座から引き下ろすと宣言。このことを知っていた次兄は、長兄と道長に天皇に取り入った成果を自慢げに話す
12.獄。散楽一座は、人を殺めていないから罰は軽いと考え吞気に歌
13.大学寮。道長は貴族仲間から盗賊は流罪と聞く
14.まひろの家。道長の従者が、まひろの従者に散楽一座の処遇について伝言
15.獄。道長とまひろが別れを告げに来たが一座はすでに出ていると、本当の行き先を知る
16.山中。一座を連れて歩いた検非違使がニヤリと笑い立ち止まる。それからしばらくして、道長とまひろが直秀たちの死体を発見。2人は死体を土の中に埋めた後、謝りながら泣き崩れる
17.内裏。天皇の亡き妻の怨霊の祟りがあちらこちらで起こる。この事態を収めるため晴明を呼んだ天皇は、出家を提案される
18.まひろの家。大学寮に行くため、父に別れの挨拶をする弟を、まひろは温かく見守る

盗賊
殺しはしていないので強盗ではなく空き巣。
これで死刑は厳しすぎるとの意見もありますが、あまり同情する気持ちにはなれません。
なぜかといえば、オレオレ詐欺のような特殊詐欺と似たものを感じるからです。
相手が金持ち?貧乏人に配るからいい?
おそらく、犯罪者の多くは金に困っている奴ら。
そもそも、裕福であれば人の家に盗みに入る必要はありませんから。
いかなる理由があろうとも、窃盗を認めることはできません。

直秀の役割
まひろと道長に深い傷を残し、2人の絆を強くしただけのようですね。
今後、直秀の家族が出てきて、盗賊に堕ちた経緯や貴族を憎む理由など語ることがあるのでしょうか?
それにしても、あっさり捕らえられたのはマヌケとしかいいようがありません。
前回の感想で何かしらの理由があると考察しましたが、1mmもなく、ただ強引に散楽一座の出番を締めたと。

道兼の成長?
最初、こりゃとっとと退場するんだろうなと見下していましたが、いやはやその活躍ぶりはなかなかのもの。
もちろん、父親の後釜(悪の道)としてでありますが。
こっちは前回の予想が的中しましたね。
自傷行為をしてまで目的を果たそうとするとは、頼もしくもあり、恐ろしくもあります。

まひろの出番
セリフも含め、今まで一番少なかったかと。
終始周りに流されている印象ですが、父に宣言した言葉を実行に移すことを期待。

第10話『月夜の陰謀』(10.3/6.2%)

1.右大臣の館。晴明は6月23日に天皇を追い出すのがベストと道長の父に助言。その夜、3兄弟と道綱を呼んだ父は、天皇を出家させ孫を天皇に即位させるための役割と手順を指示
2.内裏。天皇は出家すると叔父に伝え引き止められるも追い払う。残った道長の次兄が、出家のお供をすると伝える
3.右大臣の館。道長は父から、万が一の時の保険みたいなことを言われる
4.まひろの家。まひろはいとと話しながら、父の帰りを待つ
5.妾の家。父の様子を見に来たまひろ。そこには、かいがいしく看病する父の姿があり、自分も手伝うと申し出る
6.まひろの家。まひろは道長の従者から受け取った恋文を読む。そして、返事を書く
7.右大臣の館。道長はまひろから届いた文を読む。そして、その返事を書く。これを数回繰り返す
8.大学寮。道長は同期に恋文の書き方の相談をする
9.右大臣の館。道長は姉に詳細を省いて23日の話をする
10.まひろの家。再び、道長の文を読むまひろ
11.人気のない建物。夜更け、まひろを抱きしめ口づけを交わす道長。一緒に逃げようと誘うも、えらくなって良き政をしてほしいみたいなことを言われ断られる
12.内裏。6月23日、道長の次兄は天皇から今日起こることを他の者にいってもいいかと相談されるも強く止める
13.右大臣の館。道長ほか家族一同、今日起こることをじっと見守っている
14.内裏。道長の次兄は天皇を外に連れ出し牛車に乗せる
15.右大臣の館。道長の父が内裏すべての門を閉めると宣言
16.関白の館。道長は関白に天皇が退位した報告
17.晴明の館。従者から進捗状況を聞く晴明
18.元慶寺。髪を剃り終わった天皇。次は道長の次兄もといったところで拒絶され取り乱す
19.大内裏。女遊びに興じていた天皇の叔父は、出家の報告を受け唖然とする
20.右大臣の館。出家成功で大喜びの道長の父。それを見守る子供たち
21.大内裏。道長の父から天皇は退位したなど話を聞き驚くまひろの父ほか

ラブシーン
まさかNHKの20時の番組でこんなのやると思わなかったからビビりました。
せめて、夢オチを期待したが、現在進行形。
しかも、けっこう濃厚な感じで、1人で見ててよかったなという感想です。
ただ、前置きがあるとはいえ、いささか突然かなと。
ぎこちなさがまったく感じられなかったので、まるでベテランの恋人や夫婦みたい。

計画
ラブが衝撃的すぎて、こっちの印象が薄くなってしまいました。
まあ、天皇本人が出家に乗り気なので、そう失敗しないだろうなと思っていたので、仮にラブがなかったとしても、そんなに緊張しなかったかも。

散楽
1話から出ていたネタだが、やはり前回で終了ですか。
この人たちが出てないからなのか、今回ちょっと物足りなく感じました。

第11話『まどう心』(11.4/6.6%)

1.まひろの家。職場より戻った父から、解雇花山天皇の退位道長の父の摂政着任などを耳にするまひろたち
2.大学寮。道長の同期たちが花山天皇出家の噂話
3.左大臣の館。父の復職をお願いにきたまひろだが、難しいと倫子に断られる
4.摂政の館。今度は道長の父に頼みに来たまひろだが、裏切ったのはお前の父のほうだといわれ一蹴される
5.まひろの父の妾の家。まひろの父が優しく看病
6.まひろの家。様子を見に来た親戚は、まひろと仕事や結婚について話し合う
7.摂政の館。弓矢の稽古に励む道長
8.内裏。人事権を容赦なく発動する道長の父。道長の姉は、新しく天皇になった息子を教育
9.道長の父の妾の家。陰の一家団欒
10.内裏。正式に一条天皇即位準備
11.元慶寺。恨み?の念仏を唱える花山院(花山天皇)
12.内裏。その影響か、即位の舞台上に人の頭部?が。道長がこの後始末をした後、即位式開始
13.元慶寺。数珠がはじけ取り乱した花山院は、圓教寺に出発
14.摂政の館。即位式の件で道長を褒める父。宴を兼ねて、長兄一家が晴明に挨拶。それを見て怒り心頭の次兄を父が宥める
15.大内裏。義理の兄と雑談をする道長
16.まひろの家。道長を想うまひろ
17.摂政の館。まひろを想う道長
18.左大臣の館。久しぶりの女子会に参加するまひろ。それが終わった後、倫子と恋バナ
19.まひろの家。畑など家の仕事に精を出すまひろ。そこへ、道長が現れ従者に伝言を頼む
20.いつもの待ち合わせ場所:まひろと逢引きをする道長。妾になってくれと頼むも拒絶され、勝手なことばかり言うなと激怒したまま別れる
21.摂政の館。父に頼みごとをしようとする道長
22.いつもの待ち合わせ場所:1人泣き崩れるまひろ

虫けら
小さな取るに足りない虫のたとえ。まひろは、ハエやゴキブリと同類と。
このフレーズ、久しぶりに耳にした気がします。
権力者の傲慢さがすべて詰まっている感じ。
現代でも、このような人がいると思ってしまうところが、さらに恐ろしい。

花山天皇
出番は、これで終わりかな。
傍若無人な振る舞いに歪んだ性癖。
あまりいいイメージはなかったが、亡き妻への想いだけはそれなりに評価。

藤原道長一族
藤原伊周など、また登場人物が新たに追加されて、さらに複雑に。
今回の話で一番驚いたのは道兼に娘がいたこと。
あんた結婚してたのかいっ!
そうすると、道長の恋愛歴もかなり怪しく見えてくる。

油断禁物
2話続けて、また似たようなラブシーンかよ。
思わずうわって声を挙げ目を反らしてしまいました。
なんか、軽いセクハラを喰らった気分。
2度あることは3度ある気構えが必要なのかな。
視聴継続が困難になるので、個人的にはちょっと控えてほしい。

第12話『思いの果て』(10.6/6.4%)

1.まひろの父の妾の家。まひろは父に頼まれ、妾の元夫との娘さわを連れてくる。そして、一緒に妾の最期を見送る
2.まひろの家。後日、さわがまひろに会いにくる。一緒に家庭菜園、琵琶の演奏などをし親睦を深める。別の日、親戚がまひろにの実資との縁談の話を持ってくる(死亡した北の方は桐子?
3.実資の屋敷。親戚がまひろのことをしたためた文を渡しにくるも、実資は病
4.まひろの家。親戚曰く、実資は今にも死にそうでダメだとのこと
5.実資の屋敷。実資が絵を眺めにやつく
6.摂政の館。道長と義兄が、妾について話をしながら飲んでいる。別の日、倫子の父を呼び出す道長の父。道長と倫子との縁談を強制
7.左大臣の館。女友達に父の失職を話すまひろ。倫子と仲は一層良くなっている様子。また、道長が倫子の父に会いに来る。最初は渋っていた倫子の父だが、娘に泣きつかれ縁談を進める
8.摂政の館。道長は姉に、醍醐天皇の孫明子との縁談を勧められる
9.明子の館。道長の父に強い恨みを持つ明子。目的は違えど、明子の兄も道長との縁談を認めるつもり
10.まひろの家。道長とのことで自問自答するまひろ
11.大学寮。やる気のある道長を見て驚く同期たち
12.関白の館。やる気の失せた関白は、道長の次兄を利用しろと息子に託す
13.摂政の館。文を書く道長
14.まひろの家。さわと弟で、庚申の夜を過ごすまひろ。そこへ、道長の従者が文を持ってくる
15.いつもの待ち合わせ場所。道長に会いに来たまひろ。倫子の婿になると言われる。そして、互いに本音を隠したまま、決別する
16.左大臣の館。倫子は、会いに来た道長に自分の想いを告げる
17.まひろの家。茫然自失で戻ったまひろは、弟たちとヤケ酒


と聞いて、パッと頭に浮かんだキーワードはハーレム、不倫、浮気!?
あんまり、いいイメージはないですね。
なら、正妻なら満足なのか?
妾が1人でもいたら、いい気はしないと思いますが。
そもそも、愛だの好きだの嫌いだのという一時的な感情論で、一生を決めるのはリスクが高すぎます。
財産、地位、名誉などを目的に結婚したほうが合理的で、幸せを掴みやすそうです。

庚申の夜
人がこの晩に眠りにつくと、体内から三尸の虫が出て、神様に告げ口をし寿命を縮めるから、徹夜したほうがいいという言い伝え、伝統。
ちょっと意地悪な言い方をするとオカルト。
信仰心の薄い私はこういうのが苦手で、伝統行事と聞くと、なんとなく逃げたくなってきます。

心の声
心の中で思っていることと口から出た言葉が違うというケースがたまにあります。
本当は告白するつもりだったのに、なぜか喧嘩腰に。褒めるつもりが、叱る結果になるなど。
なんでこんなこと言ってしまったのだろうと、しばらくたって後悔することが。
これも失言になるのかな?

好きになったきっかけ
倫子のキャラクターがよくわからなくなってきました。
打毬会場で一目惚れしたってことでいいのかな?
ガードの固そうな女から、一気に尻軽女に見えて・・・。

990-991年(兼家終焉)

第13話『進むべき道』(10.9/6.5%)

1.内裏。一条天皇即位から4年。元服した天皇にひれ伏す道長ほか
2.道隆の家。幸せそうな様子の道長の長兄一家
3.内裏。天皇に入内する道隆の娘、定子
4.道兼の家。道長の次兄は、自分の娘に入内を強く勧める
5.市中。さわを連れてまひろは散歩。自分の子を取られる母親に遭遇。原因は文字が読めず騙されたこと。助けようとしたまひろは、子を連れ去った人物に吹き飛ばされ怪我を負う
6.まひろの家。さわに治療してもらうまひろ。この一件で、字を人に教える決意をする
7.市中。さっそく、まひろは乙丸と言葉を教える茶番劇。すると、1人の少女が興味を持つ
8.まひろの家。まひろの父は相変わらず無職
9.内裏。道長ほかが民の上訴について議論。道長の父、兼家に認知症の気配
10.道隆の家。道長の長兄夫妻が父の死後についての話
11.道兼の家。道長の同期、公任が次兄に取り入ろうとしている
12.左大臣の館。倫子は母と、道長との間にできた娘を慈しんでいる。道長が帰宅し、倫子に父の病について相談
13.まひろの家。ご機嫌な様子の親戚。婿どりの話が出るが、そのつもりはないと言い切るまひろ。そして、屋敷の外で働きたいと父に申し出る
14.明子の家。子ができたと道長に伝える明子。さらに、道長の父の見舞いに行きたいと相談
15.摂政の館。兼家に会いに来た明子だが、お前は誰だと言われる。それでも、扇がほしいとねだる
16.明子の家。扇を呪詛の道具として使い、兼家を殺す決意の明子
17.摂政の館。うなされる道長の父。晴明を呼び、寿命と後継者を尋ねる
18.内裏。かくれんぼをする天皇と定子。そこへ、天皇の母が現れ、2人に指導
19.摂政の館。父を心配する道長。正気の父から、家の存続に力を入れることが私の政だと言われる
20.市中。職を探すまひろだが見つからず
21.左大臣の館。女友達からまひろの様子を聞いた倫子は、まひろを招く。仕事を紹介するという話だが、まひろは嘘をついて断る。また、道長が大事に持っていた文を見せられるも、知らないふり。道長の子に会い帰ろうとしたところで、戻ってきた道長に4年ぶり?遭遇

認知症?
道長の父、兼家に起きた出来事はおそらくこれだろうと思われます。
記憶力の低下、意味不明な言動、妄想癖、思考停止など。
アルツハイマー型などの病によるものか老いによるものか、定かではありませんが、いずれにしても他人事ではない。
今まで見た中で、最も身近に感じたシーンかもしれません。
こういうのを見ると、どんな悪人でも同情に似た気持ちが沸くのは人間のサガなのでしょうか。

三者三様
異変の父に対する3兄弟の反応がなかなか興味深い。
長兄は父亡き後の準備。
次兄はどうやって長兄から権力の座を奪うか。
三男はただ父の心配。
意外なのは次兄かなと。もっと父親を心酔しているのかと思っていたのですが。どうも自分の欲を満たすため、利用していただけのようですね。

詐欺
いつの世もって感じですかね。
このネタが出て来ると、どうにも腹立たしい。
これも他人事ではないと思ってしまうからでしょうか。
ただ現代と少し違うのは、字が読めない、理解できないばかりに損をする。
ある程度状況を把握しているオレオレ詐欺とはちょっと手法が違いますね。
もちろん、本当にそんなことがあったか確かめようがありませんが、絵空事とは思えない。

第14話『星落ちてなお』(10.8/6.1%)

1.左大臣の館。初対面のふりをして、すれ違うだけのまひろと道長
2.まひろの家。まひろは、倫子から紹介された仕事について、断られたといとに嘘をつく
3.摂政の館。3兄弟を呼ぶ兼家。自らの出家を伝え、跡継ぎを長男の道隆に指名。それを聞き、 怒り狂う次男の道兼
4.まひろの家。おいとましたいと申し出るいとを、留まらせるまひろの父
5.摂政の館。床に臥せる兼家に暗示をかける妾
6.明子の家。呪詛を唱える明子
7.晴明の館。兼家の死期を予兆する晴明
8.摂政の館。庭で月を眺める兼家
9.明子の家。呪詛を唱え終わった後、お腹を抱え倒れる明子
10.摂政の館。庭で永遠の眠りにつく兼家。その姿を見た道長は抱きかかえ号泣
11.まひろの家。親戚がまひろと父に、兼家の死を報告。また、出世してしばらく会えないと
12.明子の家。流産した明子の見舞いにくる道長
13.左大臣の館。道長の前で、明子の容態を心配しているかのように振る舞う倫子
14.道兼の家。飲んだくれて遊びに興じる道兼。妻の繁子が娘を連れて出ていくと進言
15.大学寮。道長の同期たちが、道長の長兄と次兄について議論
16.内裏。摂政となった道隆は、天皇に対面。また、息子を出世させる。天皇と戯れる定子たち。そこへ、天皇の母親が説教に
17.実資の家。酒を飲みながら2人目の妻に愚痴を言う実資
18.道隆の家。道隆親子が食事。長男の妻探しに和歌を利用しようと。別の日、漢詩の会に訪れる、まひろとききょう。秋をテーマに歌を披露
19.まひろの家。たねに字を教えるまひろ。たね帰宅後、ききょう訪問。志や生き方について議論
20.たねの家。まひろは約束の日に来なかったたねを心配して訪問。たねの父親から、厳しい叱責を受ける
21.道隆の家。下々について意見が食い違う道隆と道長。 さらに、定子を中宮にする件についても揉める
22.まひろの家。たねの父親に言われたことを思い出すまひろ
23.内裏。上級貴族のほとんどが反対する中、定子を中宮にしたいと天皇に申し出て了解を得る道隆

名言!?
今回はドキッとするセリフが多かったような。
「老いぼれ」
「嬉しくても悲しくても涙が出る」
「生きていると悔やむことばかり」
「私は自分のために生きたい」
一番上は、なんか懐かしい気持ちになりましたね。悪口にもかかわらず。
今風だと、あそこのシーンは「老害」とでもなるのでしょうか。

我が身第一
兼家とききょうはこのタイプのように感じました。
兼家については、自分だけでなく子孫のことまで範囲を広げているようですが。
私も、どちらかといえば、こちらの意見に賛同。
他人のために何かしたいと考えるまひろや道長は、なんか綺麗ごと、自分を美しく恰好よく見せようとしているみたい⁉
上から下に見下ろす感じ。これも、結局、自分の気持ちを満足させたいという、自分のためではありますが。
まひろとききょう、どちらが素直で信用できるかといえば、後者のような気がします。

暴露合戦
親子の本音のぶつかり合い、迫力ありましたね。
いままで溜まっていた鬱憤が一気に噴出した道兼の演技は、もうお見事としかいいようがない。
ラブシーンなどいろいろ不満も言ってきたけど、これを見てチャラになった気分。ストレス解消。
兼家については今話でクランクアップ⁉
道兼についても、これから出番が減っていきそう。
この2人を超えるような逸材が今後出るか、注目していきたいです。

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