就職などで多くの人が経験する面接。
苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか。
私も以前は面接が苦手で仕方なく、いくら対策をしようと当日は緊張して喋りすぎてしまったり、想定外の質問に固まってしまい後悔した経験が何度もあります。
今回は面接に苦手意識を持っている方のタイプ別に、注意すべきポイントをお伝えします。
■前提
まず前提として、私の経歴を軽くお話しておきます。
元々フリーターとして塾の受付事務のアルバイトをしたのち、正社員として食品卸売業者の営業事務を経験、収入面に不安が出てきたため未経験でIT業界へ転職しました。
それから数年間インフラエンジニアとして経験を積み、さらに年収上げるため同業他社に再度転職しています。SES企業なので自社勤務ではなく客先常駐の勤務形態をとっており、案件を取る際は必ずクライアントとの面談を行っています。
■面接が苦手な方のタイプ別対策
経歴や志望動機に一貫性がないタイプ
求人に応募した後は履歴書の準備をしますよね。学歴や職歴まではすらすら書けるのに、志望動機や自己アピールでどう書けばいいのか分からず手が止まってしまう方も多いのではないでしょうか。実際の面接で掘り下げられやすい話題なだけに、苦手意識を持つのは仕方のないことです。
そこで意識するポイントはたった一つ、「一貫性を保つ」ことです。人は学部や就職先などの選択をするとき、例え意識していなくともそこを選んだ動機が必ずあるはずです。その動機付けに関連性を持たせるのです。
大学で学んでいた内容を活かせると思ったから、趣味やボランティア活動などを通してこの業界に興味を持ったから、今まで本気で何かに取り組んだ経験が無く自分を変えるために手に職付けたいなど、例えどんな些細なことでも立派な動機になります。
私の場合、未経験でIT業界へ転職をした際、どの企業の面接でも必ず「なぜまったくの未経験でIT業界へ転職しようと思ったのか?」と聞かれました。入社後数年はIT事務として勤務する求人だったため、事務の経験があること、今後も発展していくIT業界で手に職を付けたいということを伝えて無事採用となりました。
初めのうちは動機付けがうまくできないかもしれません。突拍子もない内容にさえならなければ良いので、自身の実体験や考えを芯にして、今後の見通しを肉付けしていくだけで一貫性が生まれますよ。
緊張隠し、または消極的な事柄をリカバリしようと喋りすぎてしまうタイプ
面接慣れしていないうちは自分をよく見せようと、つい聞かれてもいないことまで喋ってしまいがちです。質問の意図をしっかり汲み取った上であれば熱意が伝わりプラスに働きますが、緊張のあまり関係ないことを長々と話してしまう場合は注意が必要です。多少の喋りすぎであれば緊張のためということで多めに見てもらえるでしょう。しかし、あまりにも包み隠さず話し過ぎてしまうとかえってマイナスの印象を与えかねません。
また、人間関係が理由で前の職場を辞めた場合や個人的な都合で転職を考えている場合、どんなにやむを得ない理由だったとしても場合によっては「入社しても環境が合わないと判断したらすぐ辞める人なのでは…」と思われてしまいます。消極的な転職理由を取り繕おうとして、焦って聞かれてもいない事まで話してしまうと面接官に不信感を与えてしまいます。
慣れないうちは一問一答のように聞かれたことにだけ簡潔に答え、慣れてきたら+αで一言程度フォローを付け加えると良いでしょう。
質問対策で丸暗記をしてしまうタイプ
面接対策として志望動機やよく聞かれる質問の回答を丸暗記する方も多いかと思います。
私もまだ面接慣れしていない頃は、最初の挨拶から自己アピールまですべて丸暗記で挑んでいました。しかし想定外の質問に頭の中が真っ白になってしまい「何かしら言わなければ」という思いで必死に答えたのですが、結局自分でも何を話したのか覚えておらず後悔した経験があります。
これに関しては個人差が大きく、想定外の質問を投げかけられてアドリブを効かせられる方は暗記をしても問題ありません。ですがそうでない場合の丸暗記は避けるべきです。
解決策として、あくまで面接官と会話をするということを意識すると自然な受け答えができるようになります。
面接であることを意識しすぎてしまうタイプ
面接に苦手意識を持ってしまう大きな要因として、面接であることを意識しすぎてしまう点にあります。もちろん、相手に失礼の無いようある程度の緊張感は必要です。しかし、それでなかなか実力を発揮できないようであれば、面接官がこちらを選ぶと同時にこちらも選ぶ側なのだと開き直ってしまうのも手です。
■まとめ
いかがでしたか。
面接官は求職者が緊張していることはきちんと理解しています。多少のミスがあってもそれが原因で落とされることはそうそうありません。
面接対策を十分に行った上で、本番では肩の力を抜いて実力を発揮できると良いですね。
ぽま
出身:栃木
学歴:高校卒業
職歴:営業事務、インフラエンジニア
趣味:パン作り、ペットのお世話
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