一人暮らし男子が食費1か月1万円生活に挑戦してみた結果

暮らし

私の趣味はパソコンの組み立てです。給料が入れば、最低限の生活に必要なお金をパソコン部品に使っていました。
ある日、銀行に行き、記帳した通帳を見ているとまったくお金がたまっていなかったことが判明。預金残高はまさかの「0円」でした。

「このままでは老後の生活が危ないし、何かあれば大変なことになる」と思い、食費1か月1万円生活に挑戦し、生活費を削ることにしました。

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食費1か月1万円生活で課す制約

・質素でないこと
節約生活と聞くと、「質素」や「ひもじい」というキーワードがつきものです。今回は、そんな印象をなるべくなくすようにしました。

・楽しいこと
節約生活でストレスをためてはいけません。我慢は体にとって毒です。今回は面白おかしく節約生活を楽しめるようにします。

・栄養バランスを気にする
肉ばかりを食べた結果、体調を崩してしまうと、病院に行くお金がかかります。そうなってしまうと、元も子もありません。肉・魚・野菜をバランスよく食べることで、健康を意識した節約生活を実現します。

・ズボラでもできること
肉をぶった切って、野菜を炒めるだけで料理が完成するようにします。煮物といった面倒な作業が必要な料理は作りません。

・休日以外は1日1食
個人的なお話になってしまいますが、勤務中に昼ご飯を食べてしまうと業務効率が下がってしまうので、昼ご飯は食べません。ぎりぎりまで寝ていたいので、朝食も食べません

1か月1万円以下生活を実現するためにしたこと

結論「業務用スーパーと100円ショップを利用する

当然のことですが、食費を減らすには、食材にお金をかけなければよいのです。例えば、1000円の牛肉から100円の鶏肉に食材を変えれば、900円の節約になります。
しかし、今回は「一人暮らしの20代後半男性が健康で楽しい節約生活を送る」というテーマだったはずです。食材の質を落としてまで、食費を削ることはしたくありません。
別の手段を考える必要があります。食品の質を落としてはならないのであれば、食材を安く買えばいいのです。食材を安く買えるのは、あのお店しかないでしょう。

そのお店は……。

「業務用スーパー」です。

業務用スーパーといえば、業務用の食材や冷凍食品が購入できるお店のことを指します。高品質な食材を一度に大量かつ安く購入できるのがメリットです。実は、今回の方針と、業務用スーパーで食材を購入するメリットは相性が良いのです。
一方で、調味料は一人暮らしにぴったりな量でなければ、使い切ることができません。そこで、一人暮らしの男性が1か月ぐらいで消費できる量の容器かつ安いものでなければいけません。

そこで役に立つのは……。

「100円ショップ」です。

調味料が売っているお店であれば、どこでも大丈夫です。100円ショップの調味料であれば、一人暮らしにぴったりなサイズの量を1つ108円で購入することができます。

業務用スーパーで買うべき食材

業務用スーパーで買うべき食材はたった8種類です。一つずつ紹介していきましょう。

・鶏むね肉(2kg)
約1000円で購入できます。肉の中では、外国産の鶏肉がもっとも安く仕入れることができます。1食200gずつ食べていけば、10日分の食事は何とかなります。

・豚肉ステーキ(10kg)
約1300円で購入できます。鶏肉だけでは飽きてしまうため、鶏肉の次に安い豚肉を購入しましょう。
1枚ずつ焼けば、10日分の晩ごはん分は確保できます。

・塩サバ(10尾)
約700円で購入できます。節約生活していると、肉料理だけでは退屈してしまいます。そこで、魚料理をレパートリーに加えましょう。
塩サバはサバを塩漬けしたものを冷凍保存したものです。魚の中では、これが一番安いものになります。一尾ずつ焼いていくだけで、1か月の3分の1は魚料理を楽しむことができます。

・冷凍野菜(3種類10袋)
1800円の予算があればすべて購入することができます。冷凍野菜は複数の野菜が入った袋(500グラム)のものを買いましょう。和風、洋風、ミックスベジタブルの3種類をバランスよく買えば、飽きることなく、野菜も楽しむことができます

・お米(5kg)
約1800円で購入可能です。5キログラムあれば、1カ月分のごはんを確保することができます。お米は基本的には、炊飯器で炊くと節約になります。電子レンジでチンをして米を炊く商品もありますので、そちらでもOKです。

・インスタント味噌汁or豆腐(30食分)
約900円で購入することができます。味噌汁か冷ややっこがあれば、晩御飯が少しだけ豪華になります。品目を1つ多くすることで、質素でひもじい食事という印象がなくなると思います。積極的に買っていきましょう。

・レトルトカレーorカップラーメン(8食分)
約800円で購入できます。休みの日の昼ごはんは、カップラーメンかレトルトカレーのどちらかを買いましょう。
カップラーメンは100円台で購入できるものを買います。レトルトカレーは100円以下で買えるので、そちらを買いましょう。そうすれば、800円で主食と副菜はカバーできます。

・生野菜サラダ(8食分)
約800円で購入できます。カレーやラーメンだけでは不健康なので、野菜も取りましょう。休みの日はフレッシュなサラダを是非食べて、リフレッシュをしましょう。

上記の食材をすべて購入するためにおよそ9100円かかります。

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100円ショップで買いたい調味料

100円ショップで買いたい調味料の一覧は下に書いてあります。これだけあれば、ズボラな人でも快適な節約生活を楽しむことができるでしょう。すべて購入すれば、540円で揃えられます。

・醤油
・塩
・こしょう
・しょうが
・ぽん酢

調味料は100円ショップで買うべきですが、コショウやカレースパイスなどの香辛料は、業務用スーパーの方が安いケースがあります。その場合は、業務用スーパーで買った方が良いです。

購入した食材の保管のコツ

食材を購入したあとは使いやすいように保管します。この作業をしないと、使い切る前に食材がダメになってしまい、食費1カ月1万円生活を実現することができなくなってしまいます。そこで、冷凍食品とお米の保管方法をお伝えいたします。

・魚と豚肉
袋から取り出して、すべてラップで密封して、タッパーの中に保管します。

・鶏肉
常温で1時間程度放置して、10食分にカットします。その後、ラップで包み、タッパーの中に急いで保管します。ここで注意したいのは、完全に解凍してはならないということです。完全に解凍した状態で冷凍庫に戻すと、鮮度が大幅に落ちてしまいます。

・野菜
最初は、そのまま袋ごと保管しましょう。使うときは3分の1ずつ使い、必ず袋を密封した状態でタッパーに入れて保管します。

・お米
必ず、米びつに全部入れましょう。袋にいれたままだと、米が傷んでしまいます。

一人暮らし男子の一週間の献立

飽きないためには、一週間の献立を工夫する必要があります。献立を考えるときの決まり事に従って、献立を考えてみましょう。

献立を考えるときの決まり事
・調味料を活用して、毎日味を変えること
・野菜料理と主菜の組み合わせを毎日変えること
・基本的に焼くか炒めるかのどちらか

決まり事にしたがって、一週間の献立を考えると、以下の通りになります。

日曜日:カレーライスとサラダ(昼)、鶏むね肉のステーキと洋風野菜炒め、味噌汁
月曜日:豚肉ステーキのショウガ焼き、ミックスベジタブル炒め、冷ややっこ
火曜日:塩サバ焼きと洋風野菜炒め、味噌汁
水曜日:鶏むね肉のショウガ焼きとミックスベジタブル炒め、冷ややっこ
木曜日:豚肉ステーキの塩コショウ焼きと和風野菜炒め、味噌汁
金曜日:鶏むね肉の照り焼きと洋風野菜炒め、冷ややっこ
土曜日:ラーメンとサラダ(昼)、塩サバ焼きと和風野菜炒め、味噌汁

節約生活の割には、かなりレパートリーのある献立になりました。

節約生活をしてみた結果

1ヶ月1万円生活をした結果、通帳に1万円ほど残りました。久しぶりに貯金のある通帳を見て、ホッとしています。
それだけではありません。栄養バランスの良い食事を意識したおかげで、節約生活をする前より元気に仕事をすることができました。また、少し太り気味でしたが、今はすっかりお腹も引っ込みました。
しっかりと工夫された節約生活は単に食費を削るだけでなく、脂肪を削ってくれるんだな、と感じました。節約生活はこれからも健康のためにも続けていきたいです。

節約生活はつらいものだと思っている方が多いと思います。しかし、購入する場所と保管方法を間違えなければ、食費1カ月1万円の節約生活も楽しいものになります。節約生活をされている方・これからしようとされている方はぜひとも、この記事を参考にして、節約生活を楽しんでください。

この記事を書いた人

川田晋太郎
出身:愛知
学歴:大学卒業
職歴:製造業→IT業界
趣味:読書、カラオケなど

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