『マッチングアプリ』
それは、個人同士の出会いや交流する場を提供するアプリのこと。
恋愛や結婚、友達探しなど用途はさまざまで、今や数10種類ものアプリが存在しています。
メリットとデメリットは簡単に説明するとこのような感じです。
マッチングアプリのメリット
・自分の条件に合った人と出会える
・婚活のように出向く必要がないため効率が良い
・どこにいても理想の人を探せる
マッチングアプリのデメリット
・サクラや勧誘、詐欺をする怪しい人に注意
・登録情報だけでは人柄が伝わりにくい
・結婚への本気度に温度差がある
私もかつてはマッチングアプリユーザーの1人でした。
「たかがマッチングアプリなんて遊びだろ…」
そう思いながらも半信半疑だった私の体験談をお話しましょう。
環境が一変した出来事
その当時の私はというと…
・27歳
・実家暮らし
・販売業勤務
・彼氏いない歴5年
必死に仕事をして帰宅したら速攻バタンキューな毎日。
職場の上司との関係に悩みストレスを抱えていました。
物欲もなければ流行りのファッションにも疎い、交友関係も少なく同僚としか付き合いはありませんでした。
それでも、唯一の楽しみは好きなバンドのライブに行くことでした。
27歳女子、変わり映えのない冴えない日々を送っていました。
そんな時…
長らく闘病生活を送っていた最愛の父をガンで亡くしてしまったのです…。
それから私はまるで抜け殻のように何をしても身が入らず、父の遺品整理をしながら来る日も来る日も涙を流し続けていました。
「孫の顔を見せてあげたい」それが私の一番の夢だったのに叶えてあげることができず本当に心残りでした…。
人生最大の悲しみを味わい環境が一変してしまったのです。
きっかけは恋愛ドラマ
父が亡くなり数か月が経ち少しずつ落ち着いてきた頃…。
たまたま深夜に放送されていたマッチングアプリをテーマにした恋愛ドラマを観ました。
何気なく観ていた私はどうしようもない寂しさからふと「私もやってみようかなぁ」と興味本位でマッチングアプリを検索して「Pairs(ペアーズ)」に登録してみました。
Pairs(ペアーズ)…利用率№1の恋活・婚活マッチングアプリ
①好みのタイプを検索
⇒さまざまな条件があり絞り込み検索ができる
②「いいね!」を送ってアプローチ!
⇒SNSに「いいね!」するような感覚で気軽に送れる
③マッチング
⇒相手にも「いいね!」をしてもらうとマッチング成立
④メッセージのやりとりができる
⇒LINE交換をしたりデートに誘ったりできるチャンスのタイミング
初心者の私は、とりあえず手始めに条件の当てはまる人を見て良かったらいいね!しようと思いました。
やっていくうちに学生時代の初々しい恋愛のような楽しさを思い出してきました。
初めてのデート
初めて会ったのはカラオケ上手なAさん。
ビジュアルはそんなにタイプではありませんでしたが、カラオケが好きという共通の趣味があり意気投合しました。
ドキドキとウキウキ、緊張と期待が入り混じったような気持ちで会いに行きました。
今振り返れば初対面でカラオケなんてかなりハードルが高かったなぁ…と思いましたが、その時はそれなりに楽しく過ごすことができました。
カラオケ後に食事をする予定だったので私は尋ねました。
私)何が食べたいですか?
Aさん)いや…お腹空いてないから別に食べなくてもいい。
「…はい!?カラオケが終わったらご飯に行こうと話していたのに、お腹が空いてないとは何ぞや…??」
ついつい心の声が漏れそうでした。
呆れて何も言えずその時は2時間のカラオケを終えて帰宅しました…。
「あの男は歌が上手いということをただ見せ付けに来ただけなのか?」
そんな風にさえ思ってしまいました。
「でもまぁ色んな人がいるよなぁ…」と思い気持ちを切り替えて次に進もうと決めました。
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言葉には表わせない違和感
2番目に会ったのはホテルマンのBさん。
職業柄身なりがしっかり整っていて、紳士な大人のイメージで最初の印象は良かったんです。
ビジュアルはそこそこタイプといった感じでしょうか。
その日は、飲食店で食事を楽しみ会話もそれとなく弾みました。
「今日は僕が出すよ」と言いながら最後のお会計もスマートでした。
「今度いつ会える?」と次の予定を聞かれましたが、その時は「まだ予定が分からない」とはぐらかした気がします。
「また会いたい」と心から思えなかったのです。
理由は何かと言われたら上手く説明できないのですが、「何となくこの人は違うなぁ…」という違和感を感じたのです。
実際に会って話してみて分かることもたくさんあるのだとその時は気付きました。
その後は、私から連絡を絶ち会うことはありませんでした…。
三度目の正直
2人と会ってみたものの特に進展もなく、次でダメだったら…そんな風にネガティブ思考になっていました。
いつものように自分の条件に合った人を見ていました。
その時に「さっきの人なんか気になるなぁ」と思い、スクロールしていた手を止めて前のページに戻ってみたのです。なんか良い人そうだしとりあえずいいね!しておこうと思いました。
数日経っても反応がなかったので
「やっぱり私には興味ないかぁ…」
そう諦めかけていた時…
「遅れてすみません!認証手続きに手間取ってました」
と忘れた頃に返事が来たのです。
「運命の相手」は本当に存在するのか?
3番目に会ったのがピアノが得意なCさん。
この人こそが今の私の主人なのです。
「運命の人に出会うとビビッと来る」とよく聞きませんか?
主人と初めて出会った時「この人と結婚するかも」なんとなくそう感じたのです。
それと同時に主人と一緒にいる未来を想像できたのです。
もしかしたら、この感覚こそが「ビビッと」ということなのかもしれません。
ご縁としか思えない共通点の数々
主人と打ち解けていくうちに色んな話をしました。
そこで次々出てくる共通点の数々。
主人との共通点
・母親同士の誕生日が同じ(1年違い)
・亡き父と同じ部活、同じ高校を卒業している(血液型も同じ)
・出会う前に同じカーディーラーで同じ車に試乗していた
「そんなことかよ!」と思われた方いるかと思います。
確かに些細な共通点ばかりですよね(笑)
でも、私にとっては嬉しくてより親近感が湧きました。
そして、どことなく大好きだった父に顔が似ている気がしたのです。
出会ってから交際に発展するまで時間はかかりませんでした。
妊娠が判明して入籍して引っ越して…とんとん拍子に事が進んでいきました。
父が亡くなってから4か月余りの出来事でした。
生まれてきた子は父の生まれ変わりとさえ思いました。
毎日泣いていた私を見かねて、亡き父が引き寄せてくれたご縁だと今でも信じてやまないのです。
お父さんありがとう。私はとても幸せです。
最後はあなた次第
マッチングアプリを疑っていた私が、それをきっかけにまさか結婚するなんて誰が予想していたでしょう。自分が一番信じられませんでした。
結婚が「ゴール」ではありません。むしろそこからが新たな「スタート」です。
私の体験談は、自慢のように聞こえるかもしれませんし、綺麗ごとを並べただけのように思うかもしれません。
とても無責任なことを言います。
皆さんが思っているほど世の中は捨てたもんじゃない。
根拠はありませんが、ただそう信じてほしいのです。
マッチングアプリを有効に使うも使わないも全てあなた次第。
運命の相手に出会うも出会わないも全てあなたの行動次第。
少なくともマッチングアプリはあなたの手助けになってくれる手段だと思います。
まだ運命の相手に出会っていないあなたにどうかご縁がありますように…。
ほのか
出身:富山
学歴:高卒
職歴:サービス業、販売業、保険業
趣味:アコースティックギター(弾き語り)、バレーボール
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