おうちコープ(おうちCO-OP)は神奈川、静岡、山梨の3県で食材・日用品等を提供している宅配サービスです。
我が家では、コロナが大流行するちょっと前から利用しています。
きっかけは80代の母親。
なんでも、友人に教えてもらったと。
高齢者の間で人気が高いのか、少なくとも近所だけで3軒。県を跨いだ叔母の家でも活躍しています。
自宅近くにドラッグストアやスーパーがあるので、「最初、こんなものいるか」と見下していた私ですが、現在は「自分の名前で契約しようかな」と思うくらい気に入っています。
そう心変わりした理由の一つが『カタログ注文』です。
おうちコープの注文方法は三つ
健康とか気分転換とかいろいろ考慮すると・・・。
基本的には、店に出かけて直接商品を見て手に取って買うのがベストだと思っています。
問題は、老いやケガなどの諸事情により、外出することが困難になった場合ですね。
(あまり好ましい言葉ではありませんが、買い物弱者、買い物難民という言い方になるかな)
どのようにして生活必需品を入手すべきか?
おうちコープでの選択肢は、
・カタログ
・電話
・Web
以前の私なら、迷うことなくWeb一択でした。
アマゾンや楽天市場などネットショッピングで慣れていますから。
電話で買い物をしたことはおそらく1度もない⁉
カタログにしても香典返しのときくらいか?
FAXは自宅にないこともあり、当然無し。
そもそも、通販で買い物をしたのはネットが初めてだった気がする。
ただ、Webは現在そこまで年を取っていないからできることであって、80過ぎても大丈夫かと問われればかなり怪しい。
車の運転と一緒で、過信は禁物。
だから、紙の浪費と分かっていても未だにカタログ注文が残されているのかな。
おうちコープのカタログ注文で必要なもの
車、バイク、自転車はいらない。
スマホ、タブレット、パソコンも不要。
固定電話は、営業スタッフを自宅に呼んで契約の手続きをするときのみ。
通常の買い物だけなら、カタログ注文で最低限必要なのは鉛筆だけです。
ただ、記入ミスを考えると、消しゴムも用意しておいたほうがいいでしょう。
おうちコープのカタログ注文では、紙の注文書に希望の商品の数量を記入して、これを配送スタッフに手渡します。
ですから、昭和からある一般的なカタログ通販と違って、郵便ポストまでわざわざ足を運ぶ必要がないのです。
これは、けっこう大きなメリット。
電話注文でも商品を選ぶときカタログを使いますが、こっちは通話にやや時間がかかります。
母は追加注文で何度か問い合わせていますが、なかなか繋がらないケースが少なくありません。
注文数が2、3個くらいならともかく10個以上なら、カタログのほうが消費者にとっても企業にとっても買い物の効率は良さそうです。
おうちコープのカタログ注文のメリット
1.スマホが使えなくても自宅で注文ができる
2.スーパーの陳列棚を眺めているようなウキウキした気持ちになれる
3.字を書く習慣が身につく
4.高齢の父親が車を処分した
叔母(母の妹)が母にスマホをすすめたことがあったんですけど、全然ダメでした。
面倒くさい、やる気が湧かないと。
この気持ち、よくわかります。
パソコン派の私には、スマホは画面がどうも小さすぎて、なんとなく目が疲れる。文字入力は一向に早くならないしで、ああもうパソコンで十分みたい感じになる。
2について。
母本人は口癖のように「面倒、疲れる」と言っていますが、そのわりにカタログをペラペラ捲りながらよく眺めるんですよね。
新聞はろくに読まないのに。ひょっとしたら、テレビを見ている時間より長いかも。
たぶん、楽しいんじゃないかなと推察。
パソコンを使うようになって、ホント字を書かなくなりましたね。
そのせいか、たまにボールペンや鉛筆を持ったりすると、漢字がまあ書けないこと。
注文書に記入するのは数字だけですが、いくらか認知症予防になっているかも⁉
車については、結果的にですね。
コロナのせいで外出しにくくなったこと、交通違反を起こす回数が増えたことも免許返納に至った要因。
私個人としては、前から「車いるかなあ」とずっと疑問視していました。
使うケースは買い物か病院くらいでしたから。なくてもタクシーで十分間に合うし、お金の無駄だろと。
父はやや不満顔でしたが、その他の家族は高齢運転者による死亡事故の恐怖から解放されて、幾分気が楽になりました。
おうちコープのカタログ注文で感心したこと
ラインナップが豊富
実店舗のコープに2、3度行ったことがありますが、そのときのイメージは普通のスーパーです。
そのため、おうちコープで購入できる商品も食料ばかりなのかと思ったら、そうでもないようです。
殺虫剤、つめ切り、モップ、サンダル、帽子、化粧品、洋服、バッグ、フライパン、花、肥料など。
大型の家電・家具を除いて、家庭で必要なものはたいてい揃えられる印象。
うちの母は、食べ物以外だと衣類をよく買っていますね。シャツとかズボンとか、家で着るものを。自宅近くに洋服店があることにはありますが、歩いていくのが億劫なこととほしい商品があまりないこともあって、かなり助かっている様子。
繰り返し注文した商品は色分け
品数が多いのはありがたいことですが、数千にものぼるとほしい商品を探すのに一苦労しそうです。
カタログの場合、Webのように一発検索なんてことはできないので、1ページ1ページ順番に見ていくか、どのページにどの商品が載っているのか覚える必要があります。
これって、面倒だし時間がかかるということで、何度も購入した商品名の背景色は青と色分けされています。
我が家では、「たまごスープ」「鮭荒ほぐし」「チーズ」「オムライス」「トイレクリーナー」「野菜」をよく買っています。
注文するときには、これらの名前の下に数を書くだけでいいのでほとんど時間がかからない。
ちなみに、赤の背景色はおススメです。
おうちコープのカタログ注文の課題
誤配
1.注文した商品が入ってない
2.注文していない商品がある
だいたいこの二通りだと思いますが、1に関しては代金が引き落とされでもしないかぎりたいしたことではありません。諦めるか、また別の機会に注文すればいいだけの話です。
問題は2。
実は私の家では2回経験しています。しかも、数千円単位で同じ商品です。
これがもし、金額が小さくて頻繁に買うものであれば気が付かなかったかもしれません。
原因を問い合わせると、機械の読み取りミスだそうです。
まあ、そういうこともありえるかなとは思っていましたが、まさか2度も同じものとは!
返品すればいいとはいえ、あまりいい気分ではありませんが、こちら側の記入ミスの可能性も。
いずれにしても、書く時も届いた時もきちんと確認するしかなさそうです。
注文書控えがない
数量や注文コードを鉛筆で記入した注文書は、配送スタッフに手渡したらもう2度と見ることができません。
したがって、何を頼んだか後で知るためには、注文書のコピーや画像を事前に自分でとっておく必要があります。
これは自宅にコピー機やデジカメ、スマホがあればまだいいのですが、ない場合、別の紙などにメモしておくこととなります。
注文数が少ないうちはいいですが、多いとやや手間に感じるかもしれません。
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