私の経験では、1記事あたりのPV数が、1000以上で成功、100未満で失敗です。
「たった100もいかないことがあるのか⁉」と思うかもしれませんが、これがけっこう大変。
ちょっと想像してみてください。
何千何万とファンのいる芸能人ならともかく、見ず知らずの人が書いた文章をいったい誰が好き好んで読むというのでしょう。
見るとしたら、そこに何か自分の知りたい情報が載っているときだけです。
では、その情報とはどんなものでしょう。
主題。テーマ。
「何を書いたら読んでもらえるのか?」
Web記事を書くとき、最初に立ちはだかる壁です。
ライバル記事は三つくらいか
Web記事を知るときのきっかけ。
流入元の多くは、google、bing、yahooなどの検索サイトです。
全体の8割くらいを占めています。
たくさんの人に記事を読んでもらうためには、検索サイトを意識して主題を決める必要があります。
任意のキーワードで検索したとき、最初に目にするのは1ページ目1番上に表示される記事タイトルです。
サイトの運営者は、検索順位1位を目指してさまざまなSEO対策を講じています。
2位以下はだめなのかというと、決してそのようなことはなく、10位までならクリックされる可能性は十分あります。
「ブログを立ち上げたのはいいが、何を書いたらいいのかわからない」という意見をたまに見かけます。
私も、自分の書きたいことを書くのがいいのか、みんなが欲しがっているものを書くのがいいのか、世の中の役に立つことを書くのがいいのか、かなり悩みます。
たとえ書けたとしても、多くの人に読んでもらえないことには意味がありません。
Web記事は、記録を目的とした日記とは違うのですから。
そこで、重要になってくるのがライバルの存在です。
競合他社とでも言えばいいのでしょうか。
自分の書こうとしている記事と、内容がよく似た記事。
検索サイトのことを考えると、ライバル記事数は3までが理想。
11以上確認できるようなら、その主題は避けたほうがいいでしょう。
需要が農業バイト程度はあるか

農業のバイトやパートをしてみたいと考えている人が、この日本にどのくらいいるのかわかりません。ですが、コンビニやスーパーなどの店員と比べると、ずっと低いのは確かでしょう。
そもそも、自宅近くに農地がなければ募集はなく、選択肢として取り上げられることもありません。
それにもかかわらず、昨年1年間だけで600人以上のユーザーが、農業バイト記事に興味を持ってくれました。
この記事は2021年4月に公開してから、1度も手を加えていません。
4年近くほったらかしにしている状態ですが、現在でも定期的にアクセスがあり、総PV数はおそらく4000を超えています。
一方、昨年最もアクセスの多かった大河記事ですが、私の中では失敗です。
こちらはいわゆるトレンド記事。
放送期間中に書いていたこともあり、需要は農業バイト記事の数百倍はあったのではないでしょうか。
当然、ライバルが多くなるのはわかっていたわけですが、前々からネタバレ記事のアクセス状況にちょっと興味があり、実験的に試してみました。
結果、毎週1時間以上かけて更新したわりには伸びていません。
労力を考えると、最低1万PVはいってほしかったです。

アクセスのピークは5月。1日200PV到達したあたりから、ガクンと落ちてしまいました。
原因不明なので対応策を講じることができず、連続放送が終了したこともあり、今後のアクセスは期待できそうにありません。
最低一つはオリジナリティがあるか
「平凡で幸せな人生」と「波瀾万丈で辛い人生」。
送りたいのは前者でも、知りたいのは後者ではありませんか?
「波瀾万丈」と聞くと、この人どんな人生を送ってきたのだろうと興味をそそられます。
他の人にはないレアな体験。
個性。オリジナリティ。
ニュース、ドラマ、漫画、小説など。
似たような話を見聞きすると、「またこれかよ」と冷ややかな気持ちになります。
自分の好きな人が出たり書いたりしている作品は別として、多くの人が求めるのは、既に知っている情報ではなく、まったく知らない新しい情報です。
知らないからこそ、人に聞いたり、本を読んだり、ネットで調べたりします。
検索サイト等でコピペ記事の評価が低いのは、著作権の問題だけでなくこの辺りも関係しているのでしょう。
同じ文章ばかり作っても、読んでもらえず徒労に終わると。
その徒労、失敗を回避するためのオリジナリティ。
記事全文とは言いません。
ネット上は何億以上もの記事で溢れかえっているので、どうしたって、話のいくつかは似たり寄ったりになってしまうものです。
最低でも一つ。
他の人が知らない、思いつかないレアな情報を主題の答えとして文中のどこかに記せば、それを目当てに見てくれる人が現れるかもしれません。
Web記事の成功・失敗は、最終的に運しだい?
最近、Web記事は映画や漫画、小説と同じじゃないかと思うようになってきました。
映画監督、漫画家、小説家などみなさんは、売れる確証があるから作るのでしょうか。
そうではないですよね。
本当に売れるとわかっていたら、爆死や打ち切りなんて言葉は出てきません。
売れる可能性がわずかでもあるから挑むのです。
失敗は覚悟の上。成功すれば御の字。
大成功なら万々歳。
私もそう。
いつまでたっても自分が書いた記事に自信が持てません。
いつかバズるのではないかと期待して書き続けています。
大成功(1万PV超)の割合は100記事のうち一つか二つ。
これはもう運と結論付けるしかないでしょう。
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