電動アシスト自転車は原付バイクの代わりになるの?

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電動自転車、電気自転車、電動アシスト自転車、ペダル付電動自転車、フル電動自転車、原動機付自転車など。
近年の電動式の自転車にはいろいろな種類、呼び名があって混乱してしまいます。

ちなみに、私が2005年に購入した自転車の呼び方は“電動ハイブリッド自転車”です。
本当は自分が乗っていた自転車本体の画像をアップしたかったのですが、つい先日処分してしまいました。

10数年使用した私の結論としは、自宅から3キロ圏内の近場であれば、原付バイクの代用品として十分通用します
逆に、10キロ超の遠距離移動には、あまり適さない気がします。

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原付バイクから電動アシスト自転車に乗り換えた理由

今は30代、40代の子持ちの女性が乗っているところをちょくちょく見かけますが、15年前の電動アシスト自転車は高齢者の乗り物という印象がありました。
30代前半の男性が乗るのは、非常に珍しかったと思います。

では、そんな状況下でなぜ電動アシスト自転車にチャレンジしたのかというと、原付バイクのトラブルにうんざりしていたからです。
叔父からもらった中古なので仕方がないのかもしれませんが、冬になるとエンジンがかからないことが度々ありました。
プライベートで使う分にはまだ我慢できたかもしれませんが、原付バイク利用の目的は通勤です。こんなのが遅刻の理由として許されるのは、せいぜい2、3回くらいでしょう。
よくパンクしたのも、原付バイクの乗車をやめた要因の一つです。

自宅から会社までの距離は約15キロ。
電車もあることにはありますが、本数が少ないうえに駅からのバスへの乗り継ぎが不可欠で、移動に時間がかかってしかたありません。
かといって、原付バイクよりもはるかに高額な自動車を購入するのはいささか敷居が高い。

他、いろいろと検討した結果に最後にいきついたのが、コストが比較的かからず普通の自転車よりも肉体的な疲労が少ない電動アシスト自転車だったわけです。

私が2005年に購入した電動アシスト自転車の仕様

購入先:楽天市場
注文日:2005年12月25日
ブランド:SANYO(エナクルSN)
自転車本体の品番:CY-SN243DB
バッテリーの品番:CY-N30
充電回数:約300~500回
1回の充電走行距離:平たんで約30km、急な上り坂だと約4km
定格出力:250W
バッテリー容量:DC24V-2.8Ah(1時間で2.8Aの電流)
変速機:3段
価格:59,380円(消費税、送料込み)

電動アシスト自転車の最も大きな弱点とは?

処分したのは最近ですが、乗るのをやめたのは2、3年くらい前です。
それでも、10年以上ほぼ毎日乗り回していました。
その私から言わしてもらうと、バッテリーではないかと思われます。

バッテリーとは、電気を蓄える蓄電池のことです。
これが壊れると、ただの重たい普通の自転車となります。

シェーバー、バリカン、スマホ、ノートパソコンなどバッテリーが使用されている製品は他にもたくさんあります。
これは仕方のないことなので、欠点、デメリットという言い方は少し違う気がします。
人間の体でいうところの目や鼻、口などの急所にあたり、これは開発者がどんなに努力したところで解決できる問題ではありません。

しかも、電動アシスト自転車のバッテリーの寿命は他の製品よりも短いです。
消費電力が大きいからなのでしょうか。
購入から1年経った頃には、本来のスペックの3分の2くらいに落ちていました。
最初1回の充電で30キロくらい走行できたのが、25キロ、15キロとだんだん減ってきてしまうのです。
まあ、私の場合、土日以外ほぼ毎日充電していたので、当然の結果なのですが、投資したお金と時間を考えるとなかなか納得できないものがあります。

電動アシスト自転車のバッテリーは、高額なのも非常にネックです。
移動中のバッテリー残量ゼロに備えて、自転車購入後すぐに予備のバッテリーも買いましたが、新品の普通の自転車が1台買えるほどの値段でした。

そもそも原付バイク、電動アシスト自転車とは?

電動アシスト自転車との違いを分かりやすくするために、あえて、『原付バイク』と書いてきましたが、正確には『原動機付自転車』の一種です。他、『原付』、『原チャリ』、『スクーター』、『50ccのオートバイ』などの呼び方があります。
電動アシスト自転車については、『駆動補助機付自転車』と呼ぶこともあるようです。

それぞれの詳細は、警視庁で公開している『「ペダル付電動自転車」の走行(使用)に注意してください!』の説明が一番適格だと思われます。

それによると、原動機付自転車とは、『二輪のもの及び内閣総理大臣が指定する三輪以上のものについては、総排気量0.050リットル以下又は定格出力0.60キロワット以下を有する原動機を用い、かつ、レール又は架線によらないで運転する車(身体障害者用の車いす又は歩行補助車等を除く。)』のことを言います。

一方、電動アシスト自転車とは、『電動機(モーター)と人の力が独立したままでは作動せず、もっぱら人の力に対する補助力として作用するように設計されている「自転車」で、人力を加えた際に走行抵抗に応じて駆動補助力が加わるもの』です。

少々わかりにくい文章ですが、簡単に一言でいうと、“自動”で自転車を動かせるのが原付バイクで、“一部自動の手動メイン”で自転車を動かすのが電動アシスト自転車です。

自動と手動とでは、人間にかかる負担がまったく違います。
これはある意味、電動アシスト自転車では原付バイクの代わりになれないことを示唆しています。

ペダル付電動自転車もしくはフル電動自転車に期待したいが

警視庁のサイトでは、“ペダル付電動自転車”のことを『電動で自走する機能を備え、電動のみ、又は人力のみによる運転が可能な自転車』と説明しているので、ペダルをこがずにすむ“フル電動自転車”も同じ意味と捉えて問題ないのでしょうね。

参考:電動アシスト自転車を購入したつもりが、フル電動自転車だった!

バッテリーに蓄えた電気で動かすという点においては、電動アシスト自転車と同じです。
そうなると電動自転車に分類できるわけですが、電動スクーターは“電気自動車”の仲間という見方もあります。
また、ペダル付電動自転車やフル電動自転車は原動機付自転車でもあり、電動アシスト自転車とは違い運転には原動機付自転車の免許が必須です。

ここで一つおさらいしておきますが、原付とは原動機付の略称です。
では、原動機とはなんなのかということですが、風力や燃焼力、電力などの自然エネルギーを機械エネルギーに変換する機械のことをいいます。

電動自転車の自然エネルギーは電力で、バイク(オートバイ)のエネルギーは燃焼力です。
それぞれ機械を動かすためのエネルギー源が違うので、50ccのオートバイのことを“原付”“原チャリ”と呼ぶのは、今のように電動自転車が普及してしまうと誤解のもとであまりよろしくありません。
かといって、熱機関自転車あるいは燃焼自転車というのも、なんか響きがいまいちですが。

参考までに、高齢者が運転する電動カートは免許不要のようです。
電動カートの選び方|介護用品のレンタル ダスキンヘルスレント

自動で動く電動カートがだれでもOKなのは、速度が関係しているのでしょうか。
3輪以上も自転車といえるなど、電気自動車や自動運転車も含めて、車の定義がまだまだあいまいな気がします。

まとめ

原動機付自転車免許を持っている人には、ペダル付電動自転車(フル電動自転車)がおすすめです。
これなら10キロ以上の長距離移動も難なくこなせるでしょう。

持っていない人が普通の自転車よりも楽に移動するには、現状、電動アシスト自転車に頼るしかありません。
選ぶ時のポイントは、バッテリーの容量と寿命です。
私が購入した当時と比べれば、大容量、長寿命のものが増えてきていますが、それに伴い価格も高騰しています。
性能で劣るうえに原付バイクと同じ維持費がかかったのでは魅力が半減しまうので、購入の際にはよくよく精査する必要があるでしょう。

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