近年のヤクルトスワローズの強弱とその要因また期待する選手

スポーツ

まず、はじめに。
筆者は九州に生まれ九州で育ったが、2015年の日本シリーズ『福岡ソフトバンクホークス』vs『東京ヤクルトスワローズ』を見て、家族も地元メディアも(個人的な主観です)九州のホークスを応援する中、山田哲人選手が3打席アーチを放ち、それを見てからというもの、気が付けば東京ヤクルトスワローズの虜になっていた。

今回は、それから欠かさず試合を見ている筆者が、近年のスワローズの動向について書いていこうと思う。

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近年のスワローズは弱い??強い??

近年のスワローズで記憶に新しいのは、やはり高津監督就任2年目の2021年セリーグ優勝&日本一、そして続く2022年シーズンセリーグ連覇を達成した『強いスワローズ』だろう。

思いかえすと、あの時に来たサンタナ、オスナ、サイスニードの3人の助っ人外国人は今シーズンも健在で、サイスニードは開幕投手そしてオスナ、サンタナは球界きっての最強打者であり、スワローズ不動の4番打者『村上宗隆』を挟んでクリーンアップを担当している。

サンタナは昨年に引き続き、高打率でチャンスに強く、文字通り現在のセリーグ最強バッターと言っても過言ではないだろう。
その他にも筆者がファンになるきっかけとなったミスタースワローズ山田哲人。筆者とは同郷の言わずもがな天才青木宣親。不動のリードオフマンとなった塩見。ショートに定着した長岡も守備の指標であるUZRはリーグ1位。
そして、WBC決勝で最後の大谷翔平のスライダーを捕った中村悠平。歴代最強レベルの代打の切り札川端慎吾。
優勝できるのも納得の面々である。
また、昨季から1軍経験が増えた内山、武岡に日向や西村といった戸田軍のプロスペクトまで若手の戦力も充実している。

しかし、昨年は5位という不本意な結果に終わってしまった。
これにはファンもがっかりだったと思うが、優勝する前のヤクルトは毎年最下位候補に解説者が挙げる文字通り弱小球団『弱いスワローズ』であった。

真中監督のもと、優勝を果たした2015年シーズン以降はBクラスが続き、再び小川監督が就任した2018年シーズン交流戦の好調もありAクラス入り2位を果たしたが、次のシーズンでは最下位。

高津監督初年度もコロナ禍が重なり難しいシーズンとなったわけだが、序盤に1度首位に立って以降は最下位まっしぐらで、目立った成績も青木、村上の好スタッツと小川のノーノーのみ。助っ人のイノーア、クック、エスコバーも1年限りで退団した。(もっとも投手のイノーア、クックはスワローズ史に名を残すレベルで活躍をすることができなかった)
他にも16連敗があったり、バレンティンが最下位ながらリーグMVPに選ばれたり、とても思い出の深い弱小スワローズを経験した。
今思えば、こういうチームだからこそ、逆に自分の性格とあってファンを続けられているのではないかと思う。
スワローズは弱くとも強い不思議なチームなのである。

順位を左右するスワローズの投手陣

近年の順位は、ほとんど投手陣に左右されているのではないだろうか。

ここ数年エースの小川、大投手石川以外は、毎年先発ローテーションが変わっている。
守護神は石山から不振でスコットマクガフに代わり、マクガフが海を渡った後は廣岡内野手とのトレードで獲得した田口になり、今シーズンは日替わりで星や清水が務めていたが、現在は再び石山に落ち着いている。
ローテーション投手も原樹理や高橋、高梨と1シーズン守り切っても、次のシーズンにはまた固定できない難しい台所事情が続いていた。

思えば、優勝したシーズンはいずれも先発ローテーションが固まっており、勝ちパターンもリレーが確立されて安定して見ることができたものだ。

今シーズン(2024年)、現在のところ、先発は日替わりで炎上し、中継ぎ陣も昨シーズンからの筋肉疲労が隠しきれておらず、厳しい投手事情となっている。

これからの高津監督の手腕に注目したい。

スワローズ退団後も活躍を期待している選手

筆者が野球を見始めてから、一目置いていた選手がいる。
先ほど名前が少し出たが、現オリックスバファローズの廣岡大志選手だ。

プロ初打席を筆者は横浜スタジアムで見ていた。
試合は番長三浦大輔の引退試合だったため、多くのファンが見ていたのではないだろうか。
初打席で廣岡は三浦からホームラン。それも、今まで見たことのないような綺麗な弾道だった。
彼が将来クリーンアップを打つと思っていた。
当時、ショート争いが激しかったヤクルトに突如として新星が舞い込んできたのである。

次の年は、開幕スタメンを掴むも、無安打記録を更新するほど不振で苦しんだシーズンだったが、西浦や大引らとショートを争っていた。
ただ、正遊撃は西浦が務めることが多く、西浦→エスコバー→元山とショート争いに敗北し、出場機会を得ることができなかった。
しかしながら、打つホームランはいつ見ても美しく、積極的に起用して欲しいとずっと思っていた。

オリックスでは外野を守ることが多く(ファームではサードを守っていたが)、ショート廣岡がなくなってしまったのは筆者としては少し寂しい思いである。
ただ、オリックスで開幕スタメンを掴んだり、ファン人気も上昇中でオリメン投票では全体の4位であった。
その実力が、世間にとうとうバレてしまい、悔しいような嬉しいような複雑な気持ちである。

著者
ライシャンドリューム
職業:大学1年
年齢:19歳
野球ファン歴:5年
好きなチーム:ヤクルトスワローズ

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